見出し画像

誰かのせいにして終わらせない。

問題をちゃんと見ないで、表面的な対応で終わらせたり、うやむやにして終わらせたりしていると、問題が見えなくなって余計にややこしくなると思う。

でも、時間がなかったり人が足りなかったりして、あいまいなまま終わらせてしまうことってよくある。

でも、しっかり対応する余裕がないからと、とりあえず表面的な対応だけして(もしくは何も対応しないで)終わらせていると、問題がこじれたりひどくなったりしてしまう。

特に「あの人がやらないのが悪い」「あの人がミスするから悪い」って、問題の元になった誰かのせいにして終わるのって、問題をごまかしすぎだと思っている。

もちろん、その誰かにも問題はあるだろう。
たまたまちょっとミスしました、みたいなのは、その人が気をつければ改善するかもしれない。
(その場合でも、ほかの人が同じミスをしないように、業務フローとかを改善する余地はあると思うけど。)

でも、何度も繰り返し起こるようなら、個人で解決できる問題ではないと思う。

以前、複数の部署で進めているプロジェクトで、担当作業が遅れたり漏れたりすることが多い人がいた。
その人の作業が進める上ではキーになることが多いので、遅れや漏れが出ると全体が遅れる。

ご本人に指摘しても改善しないし、同じ部署の人や上司の方に言っても「注意はしてますよ」って言うだけで何も変わらなくて、少しでもましになるように、タスク管理を手伝ったり、ひとりで検討して会議に持ってきてもらうのでなく、会議を増やしてみんなで検討したりとかしていた。

別にご本人にやる気がないわけではなく、注意してても変わらないっていうのは、その人だけではどうにもならないじゃん?
そんなにいろいろ遅れたりしているのに、めちゃくちゃ業務量多そうだったし、タスク管理苦手そうなのに何個もプロジェクト掛け持ちしてるし、そんな状況しっていて同じ部署の人たちがフォローするでもない。
その人のせいでなくて、その組織の問題でしょう?と思っていたし、そう言って対応も依頼していたけど、ずっと「その人にちゃんと対応させるように注意する」という方向から変わらなかった。

その後、その人が担当していた作業にサブ担当ついて2人体制になっても、作業が遅れることはまだある。
2人でできないことを1人でさせてたってことじゃん?

「ほかの人に変わったらましになるはずだから」
って言われていたけども、その後人が変わってもたいして変わらなかった。
その部署自体にも、何か問題ありそうじゃない?

誰かが問題を抱えてそうなときにも、やっぱり「誰か個人の問題」だけではないのだと思う。

「あの人がちゃんとしてないから」って、誰か1人のせいにしてそれ以上対応しようとしないと、楽だと思う。
少なくとも、注意するとかだけで、「対応をした」って言えるようになるし、一時的に改善したりもするし。

でも、そうじゃなくて、なんでその人がうまくできていないんだろう?ってところをもっと見ていかないと。
問題が起こる環境がなんなのかを確認していかないと。
そうでないとほんとの問題は解決しない。

誰かのせいにして終わらせないで、ほんとの問題を見つけられるといいなと思う。

ライティング・ライフ・プロジェクト2025年2月期募集準備中です。
お問い合わせなどはこちらからどうぞ。

いいなと思ったら応援しよう!