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やりたい仕事に変えていく。

「会社でやりたい仕事できている人ってめずらしい」
と、以前、数年来の知人から言われた。

やりたい仕事ができているかというと、そこまでではない気もする。やりたいことは、自分の仕事としてやっていることだから。
でもそれでも、会社の中部署の中自分の担当業務の中で思いつくうちの結構やりたいことではある。会社の中にいるからやりたいと思うことがあったりもする。

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これまでちまちまと、少しずつ自分のやりたい、自分がおもしろいとか納得できるとか思える割合を増やしてきて。

そしてそこからさらに、やってみたいことができるようにもなってきた。
今までやってた中での好みの部分を広げるだけではない、その仕事がほしいと思っていたことに近いこと。

それで満足というわけではなくて、だからまだもっと好きな方向へと画策しているわけだけど。
だけど側から見たらあれこれ好きなようにやりたいことやっていると見えるかもしれない。(逆に、あれこれいろいろやらされているようにも見えるかもしれない。)

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担当の業務の中で自分の好みのことの割合を増やしていくのは、もともと担当業務が定型でなかったことや細かいルールや規則などがなかったというのも大きかったと思う。
なので、あまり積極的に「自分の好みの割合を増やす」「つまらない納得できない部分を減らす」とまで考えていないときから、ここが気になるからやりたい、ここやりづらいから変えたいとかがしやすかった。

だけど「やりたい仕事」に近づいてきているのは、やっぱりそういうなんとなくやってきただけではなくて、意図してそうしようとしてきたからだとも思う。
自分はこういう方が好きだ、こういうのはおもしろくない、こうするほうがいいと思う、などという、自分の意思や志向をはっきりさせていて。
それで、自分が今の状況でできそうなことでどう変えられるかを考えてやってみた。(実際には、何か気になったら自分のできる範囲でどうできるか、どう承認もらうかとかいうだけだけど。)

あと、かなり興味の方向性がはっきりしてからは、こういうのが好き、こういうのに興味があるというのを、話してきたりもしていた。
伝えたからってすぐに何か起こるわけでもないけど、いろいろ状況が動きはじめた根っこにはそういうのが働いていたと思う。

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別にこうやってきたのがすごいでしょう?とは全然思ってなくて、できる範囲でしかやってないし、話せる相手にしか話していない。
ほんとにほんのちょっと、めちゃくちゃがんばらなくてもできる程度の何かしかやってない。

だから、どれだけのことをやったかというよりまず、
「自分でやりたい方向に変えるんだって思う」
くらいがあれば変わっていくのだと思う。

ただ待っているだけ、愚痴っているだけではないっていう。気休め程度でも自分にできる何かやってみようかなっていう。

だから、自分がこうしよう/こうしたい、って思うのが大事だと思うし、自分がどうしたいのか知るのがすごく大事だと思うのだ。



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