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いろんな人がいる中で呼び方ってどうなる?

夫婦でお店に行ったりすると、「お客様(または〇〇さん)」と「奥様」って呼ばれること多いよね?
お店によっては、「奥様」ではなく「お連れ様」って呼ぶようにしているところもあるらしい(配偶者ではない可能性があるから)と聞いて、その理由はともかくとして、これからの時代では呼び方は「お連れ様」の方がスタンダードでスマートだろうなぁと思った。

パートナーとして一緒にいても籍はいれない人も増えているし、同性同士のパートナーもいるし、性自認とか恋愛対象とか性的対象とかもほんとにいろいろあって、ぱっと見で関係性や性別など決めつけられないし。
結婚したり特定のパートナーつくったりしない人もいるし、ルームシェアで特定または不特定多数と一緒にいるとか、拡大家族的な暮らし方をするとか、いろんなかかわり方があって「パートナー」「家族」「家」みたいなもののあり方もそれぞれ違うし。
「奥様」って概念がなくなってくる気がする。

そもそも「ご主人様/旦那様」「奥様」って呼び方って、ていねいな呼び方のようで、かなり古い考えの呼び方のままだよね。
男性が主人で家の中心の人で、女性は奥にいて家を守る人、っていう考え方の名残で、男性の方が上って感じの呼び方。意味とか関係なく慣習的に呼んでいる人も多そうだけど。
男女平等な社会ではふさわしくないはずの呼び方だと思う。

でもそういう呼び方の名残なのか慣習的なのか、たとえば何か大きなものを買うときって(家とか家具とか車とか?)、お店の方が男性の意向を確認しようとするとか、女性のみだと買えるのかどうか値踏みされる感じがあるとか、男性が決定権を持つ、女性は決定権がなかったり経済力が不安だったりする、みたいな空気感はまだある。
昔ほどではないし、変わってきているとは思うけど。
女性が働くのもあたりまえになってきていて、共働き世帯は多いし、女性も決められるし決めてきているのに、そういう慣習っぽいことや無意識にやってるようなことは変わるのに時間がかかるのだろう。

DEIとか女性活躍とかいって、いろんな人がいて平等な前提での法律や制度などはつくられて推進されているけど、制度などは浸透しつつも、こういう日々のちょっとしたところにまだ昔ながらの考え方の名残が見えるなぁと思う。
別に個人個人が好んで「奥様と呼ばれたい」「主人と呼びたい」とかは自由だと思うけど。

制度とかが整備されるのはいいけど、制度があるからそう考えるのではなくて、そう考えるものだから制度としても整備してるってことじゃない?
DEIって言われているからこうする、女性活躍って話だからこうする、みたいなことでなくて、そもそも多様で平等なものなのだから考え方や態度などもそうなっている、っていうように、もっと意識にも浸透していくといいなと思う。

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