キャリアってアジャイルなものじゃない?
キャリアプランつくった方がいいですよね、とか、キャリアプランつくらないといけなくて、とかいう話をよく聞くけど。
つくった方がいいかは人によるし、つくりたいならつくるといいと思う。
私がキャリアプランつくるのをそんなにすすめたくないのは、多分大きくふたつ理由がある。
ひとつは、自分の認知の範囲内でしかゴールを考えられないから。
今の知識経験などからイメージできるところまでしか、ゴールを決められない。なんとなくイメージしてもリアルに考えられないと計画が立てられない。
考えられる範囲で、なんならできそうなイメージの範囲でゴールを決めたら、ほんとにいけるゴールよりも小さくなりそうでもったいない。
もうひとつは、ゴールやプランを立ててしまうことで、見えなくなることや起こりえなくなることがあるのではないかと思うから。
決めて計画立てることで確実性を増すよさもあるけど、決めたことでそのゴール以上を見なくなるリスクだってある。
どっちも、何か気づいたり見えたりした時点でプラン立て直したらいいじゃんって話なんだけど、立て直す前提ならつくりこまなくていいし、つくらなくてもいいのではないかと思う。
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キャリアプランをつくるなら、がっつりプランをつくりこむのでなくて、だいたいの方向性と、直近のアクションプランと、くらいがいいと思う。
アジャイル開発みたいなイメージ。
こういう方向が好きだな、目指したいな、くらいをゆるっと持ってて、直近の数ヶ月とか1年とかでやると決めたことを確実にできるように、アクションプランに落としておくような。
好きなことはちょっとずつ変わるかもしれないし、途中でがらっと変わることがあるかもしれない。
アクションプランやってみて違うことをアクションにするかもしれないし、次々アクションが増えるかもしれない。
そんな感じ。
5年とか10年とか先までのキャリアを考えてプランつくり込むのって、ウォーターフォールっぽくない?
そんなにがっつり考えてても、人生とか仕事とかってそんな計画どおりに行かないし。環境とか状況とかでどんどんやること変わったりしてしまう。
変わったらまたプラン考えたらいいし、プランはどんどん変えていけばいいのだけど、だったらそんなにつくりこまなくていい。
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そもそも人生ってアジャイルっぽい。
環境とか状況とか人間関係とか、いろんな変化があって、都度都度考えては試して、そのときの自分の最適解を探したり、そこに適応したりしていく。
変化に対応しながら、自分も変わりながら、自分の道をつくっていく。
望まなくても意図しなくてもアジャイルでやるしかなくてそうしてきてるよね?
だから、じっくり計画考えたり、何がいいか考えるのに時間をかけるよりも、とりあえず決めて試して、はやくやっていろいろ試していくのがいいんじゃないかと思う。
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