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いつものいい感じはいつもじゃない。
週末ちょっと体調がいまいちで、ずっとぼーっとごろごろとしていた。
最初は、だるいとか痛いとか眠いとか、全体的に重くてどんよりしているのが、休んで楽になってくると、だんだん細かい感覚が戻ってくる。
戻ってくるというか、何もしていないから、いつも気にもとめていないところに意識がいくのかも。
足元がじわじわあったかくなっていく感じとか、それでもまだずっと冷えているのかじわじわ感が消えないのとか、手先がほんわりあたたまっているのとか、それが足の感覚とは違うのとか。
胃が重く感じていたのが重みを感じなくなったのとか、背中の痛みの位置が変わったのとか、筋肉痛になりそうな張りがある感じとか。
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そんなうちに、いつも着心地いいから着ているはずのニットの感じが気になっていやになってきた。
やわらかいし軽いしあたたかいしゆったりしてるし、好きなはずなのに、重さやまとわりつく感じが気になる。
今は結構好みのものばかりのはずなのに、少なくとも見えるところやよくふれるものは気に入ってるものにしてきているのに、それなのにまだ、これじゃない感があるんだな、と思った。
それと同時に、ご飯食べたくて食べてて、おいしかったし食べすぎてもいないのに、しばらくして胃がだるくなっているのにも気づく。
いつも食べてるものだし、たいして食欲なくても食べれる好きなものだし、問題ないはずなのに。
体調よくないからいつもと同じのでもだめだったのかな、と思ったのだけど、肌ざわりが気になったのとかも含めて、それが自分にとってほんとは正しいのかも、と思った。
いつもが平気になってしまってるだけで、鈍ってたり頭で判断したりしてるだけで、ほんとは好みとは違うのかもしれない。
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つかれてるときにはつかれるものがだめになるから、そういう風につかれるものを避けてきたら整う気がしていたけど、つかれているときって神経は緊張したりしていて、逆に気づかないこともあるのだろう。
はりきっているときは、がんばっててテンション高まったりして交感神経優位で、副交感神経優位になるときとは見えるもの感じるものが違うのだろう。
だいたいいつもそのどちらかになりがちで、落ち着いてリラックスしている状態で何かを判断したり何かしたりするのがあまりないのかもしれない。
いつものとおり、いつもの感じ、で判断していると、いつもだけどほんとじゃない偏った結果を見てるのかも。
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そもそも、日々日々体調とか環境とか変わるのだし、いつも、っていう、前と同じ何かで大丈夫っていうことはないんだよな。
日々違ってもだいたいは同じになることはあるかもしれないけど、結果論であって、最初からこれで大丈夫ってあうわけじゃない。
いつものとおり、と思うから、都度都度身体の感覚を細かく見ていないのか、都度都度見る余裕がないからいつものとおりという判断をしたくなるのかわからないけど、なんとなくのいつもの感じでなく、そのときどきの感覚を見るように意識したいなと思う。
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