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説得したいならちゃんと話を聞くこと。

「話し合う」って言いつつ、相手を説得しようという気持ちが先にあって話をするとき、「話し合い」はできていない。
自分の言いたいことを考えて、相手のことを聞く気はなくて、相手にボールを投げているだけだ。

そうは言っても、どうしても自分の意見をとおしたいときには、説得するしかないじゃん!ってなるんだけど、でも、説得したいから自分の意見のことだけ考えるのでなく、説得したいからこそ相手の話を聞いたらいいと思う。

それは、とりあえずまず聞く、相手を尊重する、ってことだけでなく。
説得するには、相手のことをよく聞いて相手のことがわかってる方がよくない?

説得するとき、ひたすら自分の意見のよさとかメリットとかを語りたくなるけど、自分から見えるよさって自分の価値観の中でよいっていう話。
相手が同じ価値観かどうかわからない。
違う意見を出して自分の意見には同意してないっていう時点で、おそらく違う価値観だと思う。

だったら、自分の価値観で、自分の正しさで、どれだけよいかを説明しても、それは意見の押しつけなのだ。

相手が理解してくれない、理論的に話してるのに納得してくれない、とか思ったりするけど、お互い違う価値観で違う軸にいて話していたら、わかりあえず噛み合わなくてあたりまえだと思う。
相手が理解してくれない、ではなくて、お互い相手を理解してないだけ。

相手を説得するのに、強引に言うこと聞いてもらうようなやり方よりも、納得して同意してもらえるようにできる方がいい。

それには、自分の価値観で説明するのでなく、相手の価値観に合わせて説明することだ。

同じ自分の意見について、自分が特にいいと思うことだけでなくて、いろんな切り口でのよさがあったりするよね?
相手が好きそうな切り口で、その意見のよさを語れたら、納得してくれる可能性高くならない?
自分の意見には完全に納得してくれないとしても、相手も納得してくれそうな自分の意見に近い別案を提示できるかもしれない。

だから、どんな言葉が相手に響きそうか、どんな切り口で攻めるのがよさそうか、相手を知るためにちゃんと話を聞いてみる。

自分の意見をたくさん話すより、相手を知って戦略的に話していく方が、スムーズに説得できると思う。

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