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ほかのものをそのまま取り入れない。
会社で、業務改善とかマネジメントの改善とかを考えるときに
「他社がやって効果があったらしいから」
「海外ではこんなやり方があるから」
などと、ほかのところのやり方や、ほかの会社で取り入れてたシステムやしくみなどを取り入れようとすることってあるよね?
だけど、いいと思って取り入れているのに、思ったように効果が出ない。
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同じ業界のよい事例だから、まねしたら同じように効果が出るだろう、とか。
同じくらいの規模で似たような問題がありそうだから、同じようなことをやればよいだろう、とか。
目指していることを実現しているところが取り入れていることだから、同じことをしたら近づけるだろう、とか。
そんな風に考えて、よりよいと思えるもの、より効果が得られそうなものを選ぶのだろうと思う。
だけど、似たような状況に見えたり、表面的に同じような問題を持っていたりしそうでも、実際には全然違うっていうことはよくある。
ほかのところでうまくいくからって、それが自分たちにもよいかどうかはわからない。
何か新しいことを取り入れてうまくいくかどうか、どんなものを取り入れたら効果があるかって、その組織が何をやっているのかとか、どんな規模でどんな構造の組織なのかとか、どんな目的で動いてどんな成果を出しているかとか、そういうことよりも、その組織にどんな人がいて、どんな関係性で動いていて、どんな問題があるか、みたいなことの方が影響が大きいと思う。
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だから、何か手法とかツールとか取り入れるよりも、まず自分の(自分たちの)ことをよく知るのが大事だと思う。
自分たちはどういう状況で、何が起こっているのか。
それをどうしたくて、何をしようとしているのか。
そういうことがぼんやりしたまま、何かをしようとしても、ほかのところでいいと言われたものをやろうとしても、うまくいかなくなってしまう。
手法とかツールとか何かを取り入れるのはただの手段だから、そこにいる人たちが自分たちにどのように使うのがよいのかをわかってて、そのために使わないと意味がないと思う。
結局、何を使うかでなくて、どうしたいかが大事だし、そのために合うように使わないといけない。
いいものだからとそのまま取り入れるというのでなくて、自分に合わせて意味がある使い方をしたいよね。
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