ダメンズの覚醒ストーリー本
少し前に読んだ本で、これは良かったからメモだけでも残しておきたい。
そう思っていたのに時間がたって、結構内容は抜けた。その本はこちら
言語学者・伊藤雄馬氏の著書「ムラブリ」。
タイ、ラオスの山岳地帯で暮らす少数民族の研究をしている言語学者であり、人類学の方。
学者の専門分野どまんなかの本て、難しくて読めない。でも、そういう学者自体は気になる。
そんな自分への朗報かのごとく、最近は自身の専門分野ではなく、自分物語を書かれている人がたくさん。
ムラブリについて深い知識が得られるわけではないが、そもそも深い知識を得たいと思ってるわけではないので。
何が響いたかというと、、、
結構ダメンズな学生だった伊藤さんが、ムラブリに出会ったことで言語学者としても、著者としても、映画化までとなっているんだが。
けっこうけっこうダメっぷりが酷くて。
親近感湧いた。
何か大きく突出してる人は
何か大きく欠如しているが
彼もそう。
余すことなく書いてくれていて勇気が出る。
一貫して生物の特性である走性(生物が与えられたさまざまな刺激に対して移動を起こす生得的行動)に例えられていたのだが、ムラブリ以外には負の走性しか発揮していなかった彼。
面倒なことはしたくない
皆の行くほうにはなんとなくいきたくない
途中で投げ出したりと負の走性を多く発揮してた彼がムラブリにだけは強い正の走性を発揮した。
あれ、コレだったら自分にも
何か正の走性は発揮されそうと思ってしまえる、勘違いさせてくれること。
今、私の走性は占い全般に向いている。
光ってるのだ、その先に何かありそうで。
ムラブリの紹介はできなかった。