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幼馴染と濃い1ヶ月を過ごす

5歳で出会った時にはすでに絵が上手だった。ハンドメイド作品も作れる、成人式の時には一人だけ着物じゃなく、自分でデザインした洋服で参加してたよね。

独創的で群を抜いてオシャレなUちゃん。

中学校の卒業文集に、私はちょっとかっこいいかなと思って“通訳”って書いたけど、なれてもなければ、本気でなりたいとも思ってなかった。

だけどUちゃんは、“○に通ってデザイナーになる。”
幼い頃からの好きを、そのまま貫いて夢を叶えた人。強烈な推しがいつもいて。

「絵は、毎日書くわけじゃないんだよ。オリジナルの作品を作るというより、上手く真似るのが好き。だから人から見たら面白くないんじゃないかな。

持ってないものを沢山持ってる彼女は、少し自信なさげにそう言った。幼馴染との3年ぶりの会話。

「私はタロット始めたんだけど、歴史を知らないなと思って、今はタロット史から調べてる。占いしてるって言うの、ずっと恥ずかしかった。やっと恥ずかしいから抜けられた。」

占いなの?!と明らかに驚いてる様子。うんうん分かるよ、その反応。追いかけ続けた“数字や根拠”とは違う世界に来たんだ。

「歴史を学ぼうとするところ、まきちゃんの勉強家な面が出てるよね」

“勉強家”。昔は人から言われたなぁと思い返す。


好きなコトで夢を叶えた人
勉強家の優等生

幼馴染同士の互いの印象。大人になってからは、数年に一度しか会ってないので、どうしても昔の印象がつきまとう。

互いに敬意を払ってて、互いの良い面をみる。
でも好きの歴史や、隠れてる背景や想いは互いに知らない。

たしかにUちゃんは、模写が異様にうまかったし、いつも何か見ながら書いてたよな。

「上手に書けたら自己満足なんよ」

本当かな。違和感。

違和感センサーがぴぴぴと反応してる。あぁ、だからきっと私は彼女を誘ったんだな。


今回、7月から行う企画に彼女を誘った。自分の活動に幼馴染を誘う。なんとも不思議な感覚。

コミュニティの新しい参加の方もいたり、お馴染みの方も、そして友も。
7月は濃い1ヶ月になるね。




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