![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80685448/rectangle_large_type_2_05f341f5b574c5f416c4c70196d102ef.png?width=1200)
幼馴染と濃い1ヶ月を過ごす
5歳で出会った時にはすでに絵が上手だった。ハンドメイド作品も作れる、成人式の時には一人だけ着物じゃなく、自分でデザインした洋服で参加してたよね。
独創的で群を抜いてオシャレなUちゃん。
中学校の卒業文集に、私はちょっとかっこいいかなと思って“通訳”って書いたけど、なれてもなければ、本気でなりたいとも思ってなかった。
だけどUちゃんは、“○に通ってデザイナーになる。”
幼い頃からの好きを、そのまま貫いて夢を叶えた人。強烈な推しがいつもいて。
「絵は、毎日書くわけじゃないんだよ。オリジナルの作品を作るというより、上手く真似るのが好き。だから人から見たら面白くないんじゃないかな。」
持ってないものを沢山持ってる彼女は、少し自信なさげにそう言った。幼馴染との3年ぶりの会話。
「私はタロット始めたんだけど、歴史を知らないなと思って、今はタロット史から調べてる。占いしてるって言うの、ずっと恥ずかしかった。やっと恥ずかしいから抜けられた。」
占いなの?!と明らかに驚いてる様子。うんうん分かるよ、その反応。追いかけ続けた“数字や根拠”とは違う世界に来たんだ。
「歴史を学ぼうとするところ、まきちゃんの勉強家な面が出てるよね」
“勉強家”。昔は人から言われたなぁと思い返す。
好きなコトで夢を叶えた人
勉強家の優等生
幼馴染同士の互いの印象。大人になってからは、数年に一度しか会ってないので、どうしても昔の印象がつきまとう。
互いに敬意を払ってて、互いの良い面をみる。
でも好きの歴史や、隠れてる背景や想いは互いに知らない。
たしかにUちゃんは、模写が異様にうまかったし、いつも何か見ながら書いてたよな。
「上手に書けたら自己満足なんよ」
本当かな。違和感。
違和感センサーがぴぴぴと反応してる。あぁ、だからきっと私は彼女を誘ったんだな。
今回、7月から行う企画に彼女を誘った。自分の活動に幼馴染を誘う。なんとも不思議な感覚。
コミュニティの新しい参加の方もいたり、お馴染みの方も、そして友も。
7月は濃い1ヶ月になるね。