表現の幅ってどうしたら広がるんだろう③
今までの回では、曲に対するイメージが無ければ、表現の幅は広がらないし、逆にイメージがあっても表現が外側に出なければイメージが無い事と同じになってしまうという事をお伝えしました。
そう。表現したいことがあって初めて自分の技術を見直すことになるんですね。
そして思っていたよりも表現が外に出ていなかった事に初めて気がつきます。。。ショック😭😭
ここでやっと表現の引き出しを増やす作業が始まります。
個人個人で問題は異なると思いますが、音色やスタッカート、呼吸や身体の使い方、リードの選び方など様々な問題にぶつかります。
ここで注意してほしい事があります。
私の生徒さんも、よく指が回りません!とか、息が保たないんです!とか、良いリードが選べないんです。など、ご自身の弱点をすでに把握されている方は少なくありません。
しかし一歩突っ込んで「どうして指が回るようになりたいのですか?とか、どうして息をもっと保てるようになりたいのですか?」と聞くと具体的な理由が無かったりします。
ここが表現を広げる一歩になるか否かの分かれ道だと私は思っています。
例えば指を早く回るようにしたいのは、ブリリアント(輝かしいという)なイメージがあって、それを表現したいから。という明確な希望があったらどうでしょう?
本当に些細な事なんですが、そういう具体的なイメージがあると面白い事に、身体が反応するんですね。
よくレッスンで先生と一緒にやった時はできたのに家に帰ったら出来なくなってしまうことってありませんか?
これは先生が具体的なイメージを使って上手く導いてくださった結果、身体が反応してその瞬間はできたんですね。
もちろん呼吸や、身体の使い方は、一朝一夕では身につかないので時間をかけて習得する必要がありますが、イメージが有ると無いではスタートに大きな差があります。
表現の幅を広げるためにはまず
①楽譜を読んで音楽がどんな構成になっているのかイメージしてみましょう。
②イメージを元に表現を作っていきましょう
③表現したいことに対して、技術が追いつかない場合は、丁寧に時間をかけて問題を解決していきましょう。
たったこれだけのシンプルな内容ですが丁寧に行っていけば、表現の幅はもちろんあなたのクラリネット技術を一回りも二回りも上のランクに持ちげてくれるでしょう!
ぜひ今から実践してみてください
表現の幅ってどうしたら広がるんだろう?完
表現の幅ってどうしたら広がるんだろうhttps://note.com/maki_clarinette/n/n5a271b430849
表現の幅ってどうしたら広がるんだろう②https://note.com/maki_clarinette/n/n152b72aff8fb
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