食わず嫌いだったソルフェージュ
皆さん、ソルフェージュ好きですか?
実は私はずっと苦手意識を持っていて、嫌いな作業の一つでした。もちろん訓練は受けるし、大事な事も知っているます。でもなかなか良くならない。いつも大きな悩みとして自分の中にありました。
そんなある日、ある方が私にソルフェージュについてアドバイスをくださりました。有難い事にそれがきっかけで出口が見えない大きなトンネルに光が差し、救われた事がありました。😅今回はそのお話しを書いていこうと思います。
まず音楽をするには、絶対絶対避けては通れないのがソルフェージュです。
もともと音楽のセンスが良い方って実際いらっしゃいます。耳が良い人、リズム感が良い人。運動神経が良い悪いと同じように、音楽の運動神経にも良し悪しがあります。
私はこの音楽の運動神経が良い人だけが音楽家として成功していくのだと思っていました。
きっと半分正解で半分間違いでしょう。
実際私も『ソルフェージュは訓練次第でどうにでもなるのよ。』という言葉にいつも小さな希望を持って頑張ってきました。
そんな時にある方が私にボソっと言いました。
『ソルフェージュは、楽譜を見た時に、音楽を弾きやすくする為の解剖なんだよ。』
言われた時に私は意味が分からなくポカーンとしました。解剖って?楽譜に書かれている事は絶対だと思ってる私には理解が出来なかったのです。
そんなある日、「バーンスタインのクラリネットソナタ」の二楽章でこんなやりとりがありました。
このソナタの二楽章の大部分は5拍子で刻まれているんですが、リズム感のない私はいつも少し早いか、乗り遅れちゃうんですね。
このCの前に小説も苦戦しました。
拍子記号を入れるとこんな譜面です。
見たらなんて事はない譜面です。ここはピアノのパートはずっと伸ばしなのでアンサンブルで困る事はないのですが、5拍子で小説をまたぐタイがリズム感を崩します。
そんな時先生が「こうやって分解してみたら?」
と提案してくれました。
あっれ!!?すごい分かりやすい😳
もちろん書かれた譜面、拍子、リズムはリスペクトしなければなりませんが、こうするだけで演奏しやすくなります。
私のようにソルフェージュが苦手な方はこういう発想の転換に弱い気がしました。
同じ時に他の方がアンサンブルが苦手でどうやって周りと合わせたらいいのかも相談されてました。それに対してのアドバイスも面白かったです。
『確かに耳の良し悪しは関係あるよ。でもほとんどの場合は耳が悪いんじゃなくて、経験が少ないだけなんだ。一人で黙々と練習していたって耳は良くならないんだよ。色々な楽器も演奏することもすごく大事!ソルフェージュはまずはたくさん音を聴いて知ることなんだ!味だってそうだろう?食べた事がなければ分からない。でも一度その味を食べた事があればその料理を想像ができるだろう?知ってればちゃんと聴けるようになるんだ。耳が悪いで片付けるんじゃない!』と仰られました。
うーん。奥が深い。なんか勇気が出るぞ!『出来ない』『苦手』で片付けてしまうのはもったいないですね。
そして一つ一つステップアップする事が、自信にも繋がります。ぜひ諦めずに少し発想の転換をして取り掛かってみたらいかがでしょうか?
🎀🎀🎀
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