いい音がするリードってどんなリード?
こんにちは😃佐藤 麻紀です!
アラサーでフランスに留学し、こちらで学んだ事を少しずつノートに書き始めています。
パリは急に寒くなり、急いでコートを出しました。。なんだか秋が早足で通り過ぎてしまったよう😭コロナウイルスの患者さんも増えているので、少し心配です。
みなさん、暖かい格好と手洗いうがいで、予防しましょうね😖
さてさて、皆さんが選ぶ「いい音のするリード」ってどんなリードですか?
実はレッスンに行った時に「おっ!これは良い音がするリードだな!」と思って使ったリードがあったんですね。
そしたら開口一番先生が言った事は「マキ、今日の音好きなの?良い音だと思っているの?」と聞かれました。
えぇー?と思ったのですが、その時私がつけていたリードは、丸い綺麗な音がするリードでした。
「良い音だとは思いますけど。」とまずこのリードを選んだ理由を挙げていきます。
そうすると
「確かに良い音なの。でもこのリードには響が無いのよ。そして色彩がない。例えばこのリードでストラヴィンスキーの細かいニュアンス全部吹き分けられる?」
もちろんストラヴィンスキーを吹くときは、こういったリードは選ばないという意見もあるでしょう。
でも彼女が言いたかった事は、このリードでは一つの種類の音しか出せない演奏になってしまうよ。という事です。
そして「日本人はこういった音が好きな人が多いのよね。でもこれは一音だけ聴いたら良い音なんだけど、響も色彩もない。だから選んじゃダメな音なの。」と続けました。
確かに、日本に居た時、いいなと思う音って丸太のように大きくて丸みがある音でした。でも確かに沢山の音色を出せる反応の良いリードというよりは少し詰まり気味で、一色の音で演奏をしていくようなイージでした。
私たち管楽器奏者はピアノと違って一度に一つの音しか出ません。なので表現の幅をなるべく広げる為に、沢山の絵具入ってるパレットのようなバリエーション豊かな音色を持っている必要があります。
それには「響」のあるリードを探すことが大事です。
クラリネットの響とは倍音の事になりますが、倍音が鳴っているかどうか、すぐに確かめられるようになるのは難しい気がしますね。
私のお勧めは、二つ目に先生が言ってくれたこと「どんなニュアンスもこのリードで吹き分けられるか?」という事です。
実は作品中にはこれらの沢山のニュアンスが書いてあって、上記の内容は当たり前のように譜面で指示がありますよね。まずは自分が今勉強している曲のニュアンスが全て使っているリードで吹き分けられているか?まずはこれを基準にリードを選んでもいいと思います。
もちろん、スカスカやザラザラ、ペラペラな音がするリードは選んではダメですが、途中でヘタってしまったり、詰まってしまったりするリードもやっぱりダメです。
もしかしたら今まで選んだ事がないようなタイプのリードでないと吹き分けられないかもしれませんね☺️
ぜひ音色豊かなリードを探して見てください😃
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