セルフプロモーション②社畜だったあの頃が今の私の鉄板アイスブレイク
こんばんは!今日のnoteは結構重たく脂っこいですよー!胃薬持参のうえご覧ください!
「社畜」とは良く言われたものではありませんが、多く耳にする言葉の一つです。そもそも社畜ってどんな定義づけされてんだろう?と思って調べてみた。
さすがWikipedia様。トップに出てきますよ。どれどれ…。
「社畜」社畜(しゃちく)とは、主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされ、自分の意思と良心を放棄し、サービス残業や転勤も厭わない奴隷(家畜)と化した賃金労働者の状態を揶揄したものである。
奴隷(家畜)と化したって、とんでもない言われようだな(笑)。ただ、これを読んで理解した。「やっぱり新卒のころおれ社畜だったな」って。今日Twitterを見ているとなんとタイムリーにもまさにそんなことをおっしゃっている方がいたので先に紹介しておきたい(勝手にごめんなさい)。
【結論】あってよかった「社畜のあの頃」
このままの意味です。そりゃ当時はそんなこと思ったこともなかったよ(というか、考えることをする余裕すらなかったのだが)。でも年を重ね、それなりの役職をいただき、大人の方々と話をしているとつくづく思う。そりゃ楽しいほうがいいけど、人は慣れの生き物。楽しいが続けばそれに飽き、より刺激を求め楽しい方向へ走る。その結果間違った方向へ行ってしまうとそれは「怠惰」である。このころがあったから今がある、そう自分に自信を持てるのもこの当時があったからかもしれない。
a.)就活は「大手」で「安定」ゲットだぜ!
こう考えていた大学3年生。当時は12月から就活が解禁されていた。あまり意識が高い子ではなかったのでインターンというものがあることも知らず、とりあえず上場企業や名前のきいたことのある企業、そして金融企業にこぞってエントリーをした。なぜそんな企業ばかりなのか?答えは簡単、「安定している」からだ。
当時の私にこう言いたい、「おい、お前の言う安定とはなんだ?」と。。
そんなこんなで、いくつかの企業で選考をパスしていった。少し余談になるが、今でも覚えているグループワークがある。それは私の住んでいた北海道では有名な企業の2次選考。「当社のマスコットキャラクターを考えてください!」だ。「え」ってなったのを覚えている。当時はそこまで情報戦線ともなっていなかったため、選考と言えば面接やディスカッションといった常識感があった。そこでマスコットキャラ考えれって…。そして私の班はカンガルーをモチーフにしたマスコットキャラを考えた。理由に関してはうろ覚えだが、ホップステップジャンプといように順調に成長している企業だから、とかだった気がする。もし、当時その企業の人事を私がしていたら苦笑を通り越して凍り付いていたのではないだろうか、、、。
本題に戻すが、結果複数企業に内定をいただくことができた(ちなみにカンガルーの会社もそのうちの一社)。その中でも道産子ならば知らない人はいない、東証一部上場企業に入社した。もう私の人生は安泰である。…ある。…のはずである…。
b.)「どこに行ってもこんなもんだ」と言い聞かせ、崩壊の道を歩む1年目
北海道は広い。そんな端っこに行くことを命じられた。いそいそと引越しの準備をし、4月、入社を迎えた。約2週間ほどの研修を経て、赴任地へ赴く。私の上司は背がでかかった。話口調がなんとなくロジカルチックで理詰めされそうな気がした。ただ、夢と希望に満ち溢れていた私はそんなこと微塵も気にしなかった。赴任先は会社の中でも、売り上げトップクラスの場所だった。何度も言うが夢と希望に満ち溢れていた私は、その環境がいかに恵まれているかに興奮していた。
入社して3か月がたった。…ん?お休みがない。正確に言えば、ある。シフト上は。ただシフトで休みのその日、私は会社にいた。ここで上司がよく言っていた格言をまとめておく。
●下っ端は誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰るのが普通
●出勤の時間は金が生まれる行動を。わからんくて教えてほしいことは休みの日に聞きに来ること。
この二つは耳にタコができるほど聞いた。そんなこんなで、会社の健康診断でひっかかり、簡易版ペースメーカー?みたいなものを一日つけて安静に、と言われる。がしかし、その日は月でもっとも忙しい日。ハートレートはもはやとびぬけていたと思う。休みだけではなく、残業というものはすべてサービスだった。それも「残業するのは仕事ができないやつ」と言われていたもんで。。つまり、読み解くとこうなる。
下っ端は誰よりも遅く帰る=残業するのは仕事ができないやつ
「新人は仕事ができない」の暗示だった。おお、伏線回収成功。ただ、近くに同期もいなかったので、かつ他社も友達もいなかったので、これはどこでも起こっていることだ、負けている場合じゃない、と言い聞かせていた。気が付けば、通勤途中の線路を越えると急に腹痛がひどくなるようになっていた。パブロフの犬状態。とにかく痩せに痩せ続けた1年目だった。
c.)一線を越えた時、湧き出てきた想い
そうして2年目を迎え、ひたすら頑張っていくわけなのだが、このころになると周りからの情報も入ってきて、どうやらこれはここだけだ、ということに気づかされる。ただ不思議なもんで、周りから「かわいそうだね」「大丈夫?」と聞かれると無性に腹が立った。やさしさで言ってくれているんだろうが「同じ思いをしていないのになにがわかる!!」とか思っていたんだと思う。
そんな悶々とした気持ちを吹っ切ることができず、上司と大衝突が起こる。きっかけは些細なことだが、どうしても納得がいかなかった。そう、ここで私は社畜を脱したのだ。社畜には定義によると自我がない。今まではそうだったが、その時初めていら立ちを覚えた。そしてこう思った。「もう何も言わせない。絶対にこいつよりできるようになって見返す」と。今でも思うがこの時に後ろ向きになっていたら、たぶん今の自分はいない。じゃあなんで、もうだめだ、やめよう、とかではなくいら立ちや悔しさが強く出てきたのかはわからない。
とにかく一線を越えて、社畜ではなく、馬車馬のごとく働いた。
d.)経験をしたからこそ、いま思うこと
そうして、その職場では役職もあがり、任される仕事も増えるようになった。部下もできた。そうなると不思議なもので、なんだか満たされなくなってくる。そうして、上京をしHR業界にずっぽりはまっていくことになる…。
そして、いま。学生に話すときや、社長や人事の方など様々な方と話すとき、この話をすると学生はフンフンと話を食い入るように聞いてくれる。社長はそんなガッツがあるのは素敵だ!と気に入ってくださる。人事の方もこの類の話は盛り上がる。
経験して思うこと。社畜はダメ。それは間違いない。
自分を殺してまで、仕事をすることはない。自分が生きる仕事を見つけたらいいと思う。自分を殺す時間より生きる時間に費やせばいいと思う。
ただ考え方次第でもある。ここ最近新卒で働いている人をみてこう思う。「やっぱり違うなぁ」「思っていた仕事と違う」「転職しようかなぁ」と耳にすることが増えたが、そんなこと考えている暇があるなら働け、と。
考えることがダメなわけではない。ただ、少し働いて知った気になって、ほかを見るのは危険でしかない。その道をたどってうまくいったことのある人間を見たことがない。転職してもそんな人間はまたこういうのだろう、「なんか違う」と。
自分の意志と良心を放棄しろ!とは言わない。ただそれくらい一度死ぬ気で向き合ってみてほしい。その先に「自分らしくハタラク」ということが見えてくるんではないだろうか…少なくとも私はそうだ。
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