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コンテンツ月報:2024.10

「ニセ明のオールナイトニッポン」が放送された頃、キャリアや仕事について悶々としていたのですが、通勤中にradikoで聴いていてとある場面で腹が捩れそうな位笑ってしまって、あーコンテンツって生きるのに必要…!と実感したのでした(にゃんちゅうの物真似の場面…!笑)

10月は映画を3本観て、楽しみな新ドラマが始まって…と、コンテンツ充していました!

1. ラストマイル副音声上映×2

7&8マイル目は、10月いっぱいしか鑑賞できない副音声上映です。もったいない!ずっと掛けててほしい!
塚原監督、野木さん、新井Pの鼎談副音声、めちゃくちゃ楽しかったし元気になりました!!

いやーーー期待を超える副音声上映!塚原監督&野木さん&新井Pの鼎談コメンタリー上映、最高です!!!
副音声を聴いた後に観たエンドロールの応援スタッフの多さ。本当に愛されてる布陣なんだなあと実感しました。凄い。

エレナのドライな台詞について、野木さんが放った言葉に秘められた感情に、溢れる共感と勇気。

「皆がただ仕事をしていることの尊さよ」
「その中でも変えられる人達がいる」
「私たちもそういう人にならないとね」
尊い…!勇気と力をもらえるコメンタリーでした。
ほんとこの3人のトークが大好きです。愛とリスペクト。
そしてトラスコ中山さんが感謝されすぎてて笑いました、本当にトラスコさんあってこそ!の作品だったんだろうな。

ブラックフライデーまで上映してほしい!

8マイル目は、ちょうどキャリアや仕事の進め方について、数日悶々と悩んでいたタイミングで。副音声上映最終日、仕事終わりに駆け込んで良かったです。
御三方の声を聴いて、そうだよな、誠実にまじめに、目の前の仕事に取り組んでいくのが“正義”だなあと、しみじみ思えたのです。その尊さを、私はこのシェアードユニバース作品を通して実感したじゃないか。
ありがとうございます。一生推す。そして応援上映、待ってます!!!!!

次は応援上映で参じたい所存



2. シビル・ウォー アメリカ最後の日

いやーーー凄かった…!!A24の本気。映画館で観て良かったです。ギリギリまで観るのを迷っていたので。
芸術点が高すぎます。キレッキレのA24。今年観て良かった映画:洋画部門No. 1。

NYからホワイトハウスを目指すロードムービー仕立てにしていたのは、最高のシナリオですね。
時々とても牧歌的というか…情景が本当に美しくて、でも不穏で、狂っていました。
銃撃戦を撮影しようと腹這いになった視線の先、風に揺れる草花の可憐さ。車で爆走する山の中、緑の美しさ。山火事寸前の夜道を突っ走る、煌めく火の粉。
とんでもなく、美しかったです。

製作陣は多分、とても怒っているし、絶望しているのだろうと感じました。いい加減にしろよ、と。いつまで見て見ぬふりをするんだ、と。
観るのを迷っていたのは、映画観てる場合じゃないよって。でも逃避として全然違うジャンルとか、あるいは戦争ものでも大昔や歴史物や宇宙物なら観ても許されるようか気がする、というのも逃避なんだよな…と。
最近、何故か(まだきちんと言語化できてない)映画を観る意味や撮る意義を作品に求めてしまって、勝手に鑑賞のハードルを上げているきらいがあって我ながら息苦しさを感じているのですが、そういう意味で完璧で、くらいました。

「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドが監督・脚本を手がけ、内戦の勃発により戦場と化した近未来のアメリカを舞台に、最前線を取材するジャーナリストたちを主人公に圧倒的没入感で描いたアクションスリラー。

連邦政府から19の州が離脱したアメリカでは、テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西部勢力」と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任3期目に突入した権威主義的な大統領は勝利が近いことをテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリストは、14カ月にわたって一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うべく、ニューヨークからホワイトハウスを目指して旅に出る。彼らは戦場と化した道を進むなかで、内戦の恐怖と狂気を目の当たりにしていく。

出演は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のキルステン・ダンスト、テレビドラマ「ナルコス」のワグネル・モウラ、「DUNE デューン 砂の惑星」のスティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン、「プリシラ」のケイリー・スピーニー。

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3. 八犬伝

いやーーーまさか泣くとは!!夢にも思わず!!
単純に、八犬士が出てくるだけでウオオオオオってなるわけですよ。子供の頃に南総里見八犬伝を夢中になって読んでたのですから、8人揃った日にゃもうさ!!
馬琴先生が北斎に語って聞かせる(そして即興イラストをせがむの可愛いすぎ)場面、ここが観たいんでしょ??って名場面のチョイスがもう!!そうそれが観たかったよサイコー!!!って感じの映画、だけじゃなかった!!

正直、B級の仕上がりを覚悟していたのです。けど役所広司さんをはじめキャストが妙に豪華すぎるし八犬伝だしな…とえいやと行ってみたら…ちょっと待ってこんなに素晴らしい傑作とは思わなかったんだが!!??と驚愕の展開です。
しみじみ、八犬伝が映像で観れるのだけでもじんわりくるのに。鶴屋南北との奈落での問答のシーン。あれこそ虚構のようでありながら、真実というか創作の意義。立川談春がまたいい味を出してるんだ、舞台じみているというか。あの場面が、この映画をぐっっっと締めていますね。
そしてさすがの木下グループ。歌舞伎や舞台装置(奈落)、浮世絵…バンバン出してくる。映画として残してもらえる、当代一の演者陣の妙演も後世に残る。素晴らしい、意義のある映画だと感じました。

観客の年齢層がかなり高めだなと感じましたが、いろんな年齢層の人たちに観てほしいなあ、と思いました。
やっぱり八犬伝はワクワクする冒険活劇だし、正義には勝ってほしい、現実が辛いものだからこそ、という馬琴先生の心を受け止めて。

山田風太郎の小説「八犬伝」を役所広司主演で映画化。里見家の呪いを解くため運命に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いをダイナミックに活写する“虚構”パートと、その作者である江戸時代の作家・滝沢馬琴の創作の真髄に迫る“実話”パートを交錯させて描く。

人気作家の滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について語り始める。それは、8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになり、2人の奇妙な関係が始まる。連載は馬琴のライフワークとなるが、28年の時を経てついにクライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力は失われつつあった。絶望的な状況に陥りながらも物語を完成させることに執念を燃やす馬琴のもとに、息子の妻・お路から意外な申し出が入る。

滝沢馬琴を役所広司、葛飾北斎を内野聖陽、八犬士の運命を握る伏姫を土屋太鳳、馬琴の息子・宗伯を磯村勇斗、宗伯の妻・お路を黒木華、馬琴の妻・お百を寺島しのぶが演じる。監督は「ピンポン」「鋼の錬金術師」の曽利文彦。

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4. 月刊松坂桃李

びっくりしたなあもう…笑
いやでも元を考えると納得な展開…とも。もったいない気がしなくもないですけども!

てっきり普通にドラマが始まると思い込んでいたので、ドキュメンタリー?いつ作品が始まるの!!?と動揺し、何が起きているのか謎なまま18分ほど経過していました笑
さすが「妄想・松坂桃李」!
2話目・3話目はどういうテイストでいくのか楽しみです。

松坂桃李が長年温めてきた原案をもとに、松居大悟、沖田修一、齊藤工の3人の映画監督が想像力豊かに大胆に映像化。主演・松坂桃李に加え豪華な共演者たちも集結。
横須賀にある探偵事務所。便利屋のような仕事が多く、探偵・龍哉(松坂桃李)は愚痴っている。しかしアルバイト助手の女子高校生・さや(見上愛)は、この事務所にはその程度の仕事がいいところと感じている。そんな中、甲本(永瀬正敏)という客が訪れ、ある男を捜してほしいと言う……。10月号では、撮影現場でのメイキング、インタビューなど貴重な映像満載、最後に松居大悟監督スペシャルエディションの特別映像が登場。

WOWOW:「月刊 松坂桃李」


5. 海に眠るダイヤモンド

塚原監督、野木さん、新井Pの3人が、日本の映画とドラマ界隈をアップデートしてる気がします。
たしかな才能と、仕事への誠実さをもって、あるべきところへ導いてくれているような。

軍艦島が色付いていくシーン、何度観てもときめきます。1話目の放送日の夜は「光る君へ」と「海に眠るダイヤモンド」と「月刊 松坂桃李」の放送があってコンテンツ大渋滞!だったのですが、視聴後の翌日、ふと、じわじわと、本作のクオリティの高さや熱量、誇りと決意を下地にした情熱が、あたたかく胸に広がったのでした。傑作の予感。


6. 無能の鷹

原作は2話位しか読んでないのですがちょっと気になっていて。菜々緒さんもですけど、キャスト全員いいですね!!
3話の鵜飼さん回がなんだか刺さりまくりました。私も仕事大好きで頑張るのが好きなので、職場で多分うざがられてる…笑



さいごに

「スロウトレイン」!!
これが推し×推しの威力…!と仰け反りました。
野木さんが書いた本を松坂桃李さんが演じるのか…!楽しみすぎてふるえる…
年明け、1月2日放送。生きねば!!!


今月は「破墓」も観たかったのですがタイミング合わず、来月鑑賞に持ち越しです!

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