映画感想文「トランス・ワールド」
トランス・ワールド
2011年公開・製作国アメリカ・SF/サスペンス
原題「Enter Nowhere」
とある森の中に迷い込んだ見知らぬ男女3人。森を出ようと試みるもなぜか同じ場所に戻ってしまう。やがて3人は、自分たちがある理由で集められたことを知る---。
現在アマプラで無料視聴可能。
入り口はホラーっぽい感じでしたが、内容はSF・サスペンス・ミステリー。映像の暗がりなどがホラーのように感じます(意図的にそうしてる?)が、ホラーではないです。ストーリー展開・登場人物ともに、とても面白い映画でした。ホラーが苦手という方でも楽しめると思います。ホラーじゃないからね。
前半はふんだんに伏線が散りばめられており、後半の伏線回収が気持ちいい。センス良。
1度目は前情報なしで物語が進むのを見たあと、後半の伏線回収を確認する意味でもう一度(2ターン目も)楽しめる映画だなと思います。
事実、わたしは見おわったあと、もう一度冒頭の映像を確認してしまいました。
メイン人物は、それぞれ1人ずつ森に迷い込んでくる見知らぬ男女、「サマンサ」、「トム」、「ジョディ」の3人。
それぞれの事情がだんだんと明かされていく。
ネタバレせずに言えることは、トムはただただ良いやつだった。それだけは言える。
この映画、ネタバレすると面白さ半減だと思うのですが、予告動画が、【そこがミソなのに】という部分をネタバレしていて話題になっていたようです。
予告動画がYouTubeにありました。この予告を見て劇場に行った人はきっと期待はずれ感あったかもな。
本編をまだ見ていない方は本編を見たあとにどうぞ。
「え?予告でこれ流すの?斬新」って思うと思う。
予告はアレだけど、映画はとても面白く個人的に好き。一般評価も良い。
ネット上には考察記事なども多数あって話題の映画のようです。まだ見ていない人には、ぜひお勧めしたい映画。