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天然酵母パン
時折パンを焼きます
写真のパンのようにいたって
シンプルなもの
パンだねは 楽健寺のもの
楽健寺のパンだねは
りんご 山芋 人参 ご飯
これだけでも 元気になりそう❣️
そしてパンだねは50年近くずっと生き続けている
楽健寺の先生とは 阪神大震災後からのお付き合いで よくパン工房にも入れてもらった
先生は小さい体で20キロの小麦粉を担ぎ 手ぎわは良く捏ねるパンは 花のように良い香り
まるで錬金術師
先生は雨が降ろうと槍がふろうと
毎週月曜日は 日が昇るまえから 日が暮れるまでパンを焼かれていた
一昨年前に工房を閉じたと聞き 体調がすぐれない聞き
先生に会いに行きました
寂しいねと言うと もうやりきったと仰られた
先生からの最後のプレゼントは
パンだねでした
それから 数ヶ月後のお盆に先生は なくなられました
50年近く 沢山の食卓の笑顔を支えできた先生
手を合せてお経を読むとか
優しい言葉をかけるとか
そんな事が全部まやかしにみえてくる
何があっても 前向いて笑って
一緒懸命はたらいて 遊んで
好きな事言うて おいしもの食べよ
いつも彼女はそんなふうだった
先生はこの世を去ってしまったけれど
パンだねはいきている
さー久しぶりにパンでも焼こうかな
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東大阪にあった 楽健寺はいつもお花でいっぱいでした