今の頑張りには意味があるはず!
体外受精を考えて転院したころの記録を読み返してみました。
野田聖子さんがお子さんを産んだ時期でした。あの時はいつも注目していたニュースでしたが、通り過ぎると色々忘れてしまうんだなあ…。
当時の記録したものをみると…
朝から野田さん50歳初産のニュースたくさんやってた!
何はともあれ、無事出産本当に良かったなあ。
賛否両論はあるだろうけど、ひとつ気付いたのは、人はやっぱりその立場にたたないとわからないということ。
以前の私なら
「何もそこまでしなくても~」などと思っていたはず!
でも、実際に治療と向き合い始めた今は、野田さんの気持ちもそのことに批判的な人の気持ちも以前よりはわかるようになったかも。
このニュースをきっかけに治療の辛さや保険適用などの法整備がすすんでくれたらな。
こうやって前にでて発言して下さってニュースになったことによって 今日はなんだか出勤しやすいわ♡…こんなこと書いてました
あれから補助金は少しは増えたけど、まだまだ法整備は進んでないですよね。少子化少子化言うなら治療しやすいように、もっともっとハードル下げて欲しいです。
どうにかならないものなのかな…。
そして野田さんはいまも長男くんと病と向き合いながら暮らしていらっしゃいます。
先日もコロナから息子さんを守る!といった趣旨の記事をみました。
昔、治療していることを公にしていないときに同僚から
「子供はつくるのは簡単だけど、それからが大変なんだよー」と言われたことがありました。
「こっちは簡単にはできないから苦労してるっちゅうの!!」と強く心で叫びました‼︎
最終的に妊娠できた病院の先生もこんなことおっしゃってました。
「あなたの年齢ではこのまま妊娠継続して生まれてきてーそれからが本当に大変なんですよー」と。
この時も、
「いまそんな先のことなんて考えられないよーー。」と強く感じました。
本当に目の前のことに一生懸命で先のことなど想像できなかったのです。
それが前に進むために良かったような気もしますが、少しだけ考えておいてもよかったかなあと今にして思うこともあります。
よく聞く話ですが、きっと赤ちゃんは子供を授かってからの様々な困難を乗り越えられる人に降りてきてくれるのかなと思うからです。
高齢出産は、生まれてからしばらくはふりかえることもできないくらいヘトヘトな日が多いし、だんだん大きくなってくると1日の流れが自分の思った通りに全くいかないイライラとの戦い…。
大人の中で生活しているときには時間や決まりごとがあるのである程度計画しながら暮らせますが、1日が終わるときには何ひとつ計画通りに行かなかったなあ…と思う毎日。
大きくなってくるとまた違う意味で毎日疲れます。そしてこの先、今度は精神的にも金銭的にもまた壁がやってくることでしょう。こ、こ、怖い…。
でも、そんな時治療で辛かったこと。ふっと思い出して乗り越えられるときがあります。
きっと辛ければ辛いほど、辛い治療にも意味があるのです。
自己注射痛かったなあ…。いろいろ諦めたなあ…。なによりうまく行かなかった時の真っ逆さまに落ちた感覚…。泣いたなあ…がんばってたよなー私って。と。それ考えたらもう少し子供に優しくしなきゃってね。
いっぱいいっぱいのときじゃないとき、産んでからのことたまに考えてみてください。不安になったりするようなら考えなくていいです。
決して育児は楽ではありませんが、確実に人間として成長します。そして、年をとった母でもなんとかなることの方が大半です!
楽しくお散歩すること、一緒に川の字になって寝ることなんか考えながら過ごす時もあってもいいかなと思います。
きっと今がんばってることには意味があるはず!!