兄弟ゲンカってこういうこと?
ひとりっこ育児をしていると、兄弟ゲンカのことが分かりません。兄弟ゲンカで悩むママの話を聞いても、正直ピンとこないところがありました。私自身は3人兄弟ゆえ、2才下の弟に髪の毛を引っ張られて大泣きしたことを今でもよく覚えていますが、それによって親が仲介してくれたような記憶もなく、アドラー講座で子ども同士のケンカの絵からシチュエーションを考える例が出ても、たいていは保育園でのトラブルしか想像が及ばない私でした。
しかし、今日、家の廊下でサッカーをしていた息子と夫、しばらくして息子が顔を抑えてキッチンにいた母のところにやってきました。夫の蹴ったボール(小さめのバランスボールのようなやわらないもの)が、顔に当たったということです。泣きべそをかいており、若干目が充血しているようにも見える。これが初めてではなかったので、またかと思いつつ、息子に状況と気持ちを聞き整理させました。その後、夫がキッチンまで来たので、思わず「顔はやめて」とユーメッセージ(あなたが主語)で言ってしまった私でした。これには反省。それが夫のカンに触り、若干大きめの声で「わざとじゃない」というようなことを言い、息子を呼びふたりで話をしていました。話し合って解決。なんてことない日常の一コマかもしれませんが、私自身ザワザワが続いたので、考えてみたところ、やはり外敵から息子を守りたいという母性ですね、敵は家の中にもいたのか、という。息子への心配と、夫の対応への悲しさが残りました。でもこれ、夫がもし次男という立場だったとしたら、どうだったでしょう。お互いの話を聞き、次男だけへユーメッセージを発することはなかったのでは、とアドラー講座の例を思い出し考えてみました。父は子どもを守るもの、傷つけるなんて論外というような自分の中のべきねばも発見できました。いや、本当に家の外にいる「敵」からは守ってほしいですが、兄弟がいない分、そういうところで息子が人との関わりや、気持ちの整理の仕方を学ぶ機会もあってよい、との着地で私自身整理できました。
以前であれば、夫にバツ、私もバツ、やっぱり相性がよくないんだな~で苦しいまま、しこりを残していました。今はこういったアドラー流テクニックで救われる私です。これでさっさとネガティブな感情を片づけることができ、自分のやりたいことに時間が使えます。引きずることなく、このnoteのネタにもでき、さくっと書くことができました!