約束は、飛んでいく
3歳娘が、NHKのダーウィンが来た!にハマった。一度録画を見終わっても、また見たい、見たいと繰り返し訴える。
見たいよねー。たのしいよねー。絶対たのしい。私も実は楽しんでいる。
天道虫の「天道」は、テントウムシが必ず上へ上へ移動する習性があることから名付けられたとか、へぇーーーっ!ってなったもん。漢字で「天道」、字面が神々しい。
娘の楽しみは尊重したいけど、夕ご飯を食べるとか、お風呂に入るとか、わたしたち家族の最低限の予定がずるずる後ろ倒しになるのは、私として困る気持ちもあり。
じゃあ、あと一個見たら終わりね?お約束できる?と私から小指を差し出した。素直にあちらからも小指が出てきた。3歳と指切りげんまんした。
30分後、本日視聴可能枠の最後の録画が終わった。
じゃあこれでおしまいね、とリモコンでテレビを消そうとすると、やだ!もっかい!と抵抗。
私「ええ?さっきのママとのお約束はどこ行っちゃったの?」
娘「とんでった」
とんでった!!!
約束って、飛ぶんだなぁ。
確かに、飛ぶかもしれない。
だって目に見えないし。言葉は形に残らないし。消えていく。
彼女的には、どういう風に飛んでったイメージなんだろう。ボールみたいに?天道虫みたいに?
約束は飛んでいく。
だからこそ、何度でも約束をするのが大事なんだ。
本当に大事な約束を。本当に大事な人と。心の中でもいい。声に出してもいい。
これからもたくさん、約束をしようね。
約束ができることを、今しあわせと、思った。