Celesセレクトさんの推し香水レポ②
こんにちは、ephyです。
今回は、既存の香水の中から推しにピッタリの香りを選んで送ってくれるサービス・Celesさんに推し香水のセレクトをお願いした際のレポになります!
頼んだ理由
利用したのは、推し香水で有名な「Celes推し活」とは別の「Celesセレクト」です。
Celesセレクトは、基本的にはスタイリストさんがこちらの好みを分析しておすすめの香水を送ってくれるサービス。
普段はCeles推し活の方でお願いしていたのですが、Celesセレクトで推し香水をお願いする方もいるようで、
Celesセレクトでは1回の注文で複数の香りを送っていただける上、スタイリストさんからのメッセージもついてくるというのが気になり注文してみました。
容量は幅広く選べますが、今回はとりあえず0.75ml(15プッシュ)×3本に。
3人の推しに1本ずつではなく、1人の推しに3本です。
3本も選んでいただいたのでさすがに推し活の時より時間かかるだろうなーと思っていたら、まさかの1週間足らずで届きました。早!!
推しについて
今回お願いした推しは結構有名なアニメのキャラクターです。
以下の文章で誰か分かった方もいるかもしれませんが、念の為名前は伏せておきます。
簡単な推しのスペックはこんな感じ。
オーダーシートに書いた内容をざっっっくりまとめてます。
注文手順、カルテシートの内容
①Celesセレクトのページから容量と本数を選択
②カートに入れ精算
③支払い完了メールの後に香りに関するカルテ(Googleフォーム)が届くので、諸々記入し送信
④届くまで待つのみ!
このカルテシートを記入するのが結構楽しかったので、どんな項目があったのか等はおおまかですが以下に。
届いた香水
①Guerlain – Musc Outreblanc
チラッとボトルが見えた時にゲラン?!ゲラン来た!!って騒いじゃった。
ゲランは蜂の巣のボトルのイメージが強かったから、そうじゃないボトルのものが来て余計に興奮してしまった。
いざワンプッシュ。
おおー…スッキリとした甘さの上品なムスク。
同じくムスクメインで有名な diptyque/フルール ドゥ ポー よりもレディース感が抑えられていて、個人的には使いやすそうでかなり好き。どちらかというと私の大好きな Laboratorio Olfattivo/Decou-Vert のムスクに似てる。
空港のハイブランドコーナーのイメージもあるかも。
当方の推しは白が似合う人なのでめちゃくちゃ納得。
オーダーシートの「雪のように白い肌」ってところを反映してくださったのかな?
透明感があり、重く厳しい寒さというよりも儚く溶けていく純白の雪のような甘さが正に推し。
ただ甘いだけじゃなくスゥーっとした冷気みたいな冷たさがあるのが全てにおいて忠実すぎる。
推しが何か香りを纏ってるとしたらこういう香りだと思うのよなー…すげぇ。
お風呂上がりの清潔感みたいなものも感じられて普通に好きな香り。自分でどんどん使っていきたい。
②Penhaligon’s – the Revenge of Lady Blanche
次はまさかのペンハリガン。意外すぎた。
と思ったら調香師……ダフネ・ブジェ?!?!ダフネ・ブジェって言った?!?!
ダフネ・ブジェは私の愛する Le Labo/Lys 41 を調香したお方。
ミドルの華やかなジャスミン、柔らかいバニラの既視感はこれだったのか…
ワオ……推しの説明かと思うくらいそのまんますぎる。
トップがハーバルのかなりメンズっぽい香りだったから「レディ…?夫人…??」となったが、ミドルにダフネ・ブジェ感全開のエレガントフローラルに激変。
やば…めちゃめちゃ好きな香りだこれ。普通に推し関係なく時間差でつけたいくらい。
でもラストはヒヤシンス?か何かの苦味が目立ってまたメンズ寄りになった。
所々メンズっぽいのは、男性的なイメージのある野心を表現してるのかな?
だけど決して下品な野心ではなく、プライドと知性が感じられるのはさすがペンハリガンというところ。
グリーンな風味もあり、嗅ぐ人によっては頭が痛くなりそうな気もしなくもない。けど私は好き。
あと印象的だったのは、ミドル〜ラストにかけてのグリーンフローラルがアールグレイっぽく感じたところ。推しの好物が紅茶という先入観があるので気のせいかもだけど。
コンセプトやラストの感じはかなり推しっぽい。
先程の柔らかいゲランとは違い、知的で狡猾な推しの性格にスポットを当てて選んでくださった香りのように思う。
全体的にものすごく奥深い香りで、しなやかさと意志の強さを兼ね備えた多面的なフレグランス。一つで二度どころか五度くらい美味しいやつ。
オーダーシートに「排他主義と博愛主義が共存する二面性が云々」と書いたので、それを反映してくださったのかも。わぁ…
推しの概念香水を選ぶとしたらこれにするかもしれない。でも本人から香ってきそうなのはゲランかな…
それくらいどっちもぴったりな香りで驚き。プロってすごいね…
③Frederic Malle – L’Eau d’Hiver
ワンプッシュ目から嗅いだことのない、そして何の香りか全く想像がつかない不思議な香りが…
調べてみるとどうやらヘリオトロープというお花の香りらしい。
アーモンドやバニラのニュアンスがあるとのこと。確かにそう言われればそっちの甘さがあるかも。
「蜜っぽい」っていうのはめちゃめちゃ分かる。個人的には蜂蜜とかの甘さに近いように感じた。
これを読んでああ…なるほど。
ヘリオトロープの特徴的な甘さで温かさを、その他で透明感・冷たさを表現しているのか…
個人的には最初のゲランにアイリスやバニラを足したような印象を受けた。かすかにハーブもある?
より個性的で尖ったイメージ。
ラストはパウダリーでトップに比べるとだいぶ甘め。
完全なる妄想だけど、普段人前でニコニコしてる時の推しはゲランの柔らかい香りがして、一人で悪いことを考えてる時の推しはこっちの複雑な香りがしそう。誰得な妄想が捗る捗る。
アイリスか分からないけど若干の苦味もあって、喫煙者の多いロシアの冷たい空気を香水にしてみたらこんな感じなのかなーって想像したり。
とにかく馴染みのない香りなので、個人的には今すぐ即戦力として使いたい!という感じではないけど、ふとした時に嗅ぎたくなる謎の中毒性があるなこの香り…
これこそが本当の「官能」香水なのかもしれない。魔性の香り……
しかも肌乗せしてみたらより推しっぽいぞ…?!
私は推しのぬいは滅多に買わないタイプのオタクなのですが、こればっかりはぬいをお迎えして振りかけたくなる香りしてますわ……
推し香水の恐ろしいところはこうして芋づる式に買い物が増えていくところ(褒めてる)。
スタイリストさんからのメッセージ(神)
単純に恥ずかしいのと、どこまで載せていいかも分からないので全部は見せられないのですが、スタイリストさんからの手書きメッセージ、素敵すぎてときめきました。
書き出しからもう素晴らしいんですが…
あの推しってこんなに的確にまとめられるんだ…?!というくらい綺麗な一文から始まり、
とあり、推しについて書いたあの長文の中に「儚い」なんて言葉は一つもなかったのに、その中から汲み取ってくださったのがすごすぎて脱帽。
しかもこのメッセージの文章、送ってくださった3つの香りを順に表しているように見えてとても素敵…
あんな長文から私の好みの香りと推しの要素を汲み取れて、こんな素敵な文章まで書けるなんてスタイリストさん最強すぎません…??
正直誇張抜きで部屋に飾りたいくらいです(やめろ)。ありがとうございます。
好みの香り分析の結果
そもそもCelesセレクトはこちらの好みの香りを分析しておすすめ香水を教えてくれるサービス。
私の好みもお気に入りの香水等から分析してくださりました。
好きな香料もフローラルばかり記入したので、これもフローラル全振りになりそうだなーと思っていたにも関わらず、意外にもウッディやシトラスが入っていて驚き。
私ってそういう香りも実は好きだったんだなーと意外な視点から自分の好みを知ることができました。
裏面にはおすすめの香調も明確に書かれており、好きな香りの方向性がよりクリアになった気がします。ありがたい。
まとめ:推し香水の“答え”が見つかった
推しのイメージに合った香水という点ではもちろんのこと、自分の好みと的確に擦り合わせながら香りを選んでくれるというのが本当によかったです。
公式のキャラ香水でも、そのキャラっぽさ全開だけど自分では使わない香りで泣く泣く諦めたとか山ほどあったのでね……
自分で使い切れそうな香りというだけで本当に嬉しいです。
しかもお気に入り香水の欄に記入した香水と同じ調香師さんの作品(しかも推しにも合ってる)が届くとか…
正直さすがにそこまで見てもらえるとは思っていなかったし、どちらかというと推しのイメージ全振りな香りが来るかなと思っていたので感動しました。
届いた香水もどれも一番を決めきれないくらい推しっぽい香りでした。
勝手な想像ですが、①は私の好み寄せ、②は推しのイメージ寄せ、③はその中間、という印象でした。
この3本、どの香りを嗅いでも推しがふっと思い浮かびます。
大大大満足です…本当にありがとうございます。
推し香水(メゾン多め)の中でも自分の好みを反映してほしいという方にとってもおすすめです。気になる方はぜひ。
※ちなみにこれだけ褒めちぎっていますがステマやその類のものではないことだけは強調しておきます。
ここまで読んでくださった方がいるのか分かりませんが最後までお付き合いありがとうございます!
それでは皆さんも素敵な推し香水ライフを〜