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日本の化粧品業界に必要なのはワクワクするコスメ。

クリスマスコフレのシーズンですね。毎年毎年コスメフリークの人はもちろんなことメイクに興味がない人でもこのクリスマスコフレを楽しみにしている日本人は多いですよね。特にコスメブランドが出すクリスマスコフレ。
子供の頃、色鉛筆の48色に憧れたあの感じ。
見ているだけでワクワクする。収集したくなる感情を湧きださせる媚薬的な箱。
近年はこの媚薬的な要素を最大限活用しているK-cosmeに日本の若者は魅了されていますね。もちろんEU/USAのハイブランドコスメの媚薬効果は継続中ですが。
日本ブランドから近年はこのワクワク感を感じない。いつしかシワがシミがたるみがばかりに。
もちろん国内マーケットがその方向性だから短年利益を評価する株主、経営者はそちらを重視する。
だが、化粧品というものはそんな業界なのか?
畑を育てる事を忘れ、刈り取る。今や自分を好きでいてくれたファンを見失ない、よそのファンに媚を売るようにも見える。
僕が10、20代の頃 ファッション誌、女性誌では常に新しいメイキャップやヘアスタイル。特にコスメのカラーが際立ち常にチャレンジしたくなるトレンドが配信されていた。
CMも憧れ、話題の作品が多く心を踊れせてくれた。
個人の実感ですが、僕自身がお客様に対して
1、ヘアカット(サロン業務)
2、ヘアメイク
3、スキンケア(エステティック)
の3タイプで施術をした場合(もちろん3タイプで僕のスキル相違はあるが)
お客様の感動やご自分の鏡に映る没入感は断然2である。
順位として
2、1、3の順位です。
2のヘアメイクが圧倒的に高揚感や没入感がすごい。誰しも綺麗になる整う。変化を見ながら感じられることでの高揚感があると思います。

最近の配信は、若返り、整形、が中心でファッショントレンドが少なく感じます。
1を2.3にすることが多く 0を1にすることが少ないですね。
Z世代にはこの0を1にする人達が生まれていることを感じます。
日本企業もこの0から1 コストが掛かり無駄と感じる事が多いと思いますが嗜好品で憧れを売る化粧品ビジネス。
スキンケアだけでは、継続もファン化も難しい、人を熱中させる収集したくなるブランドストーリー、店舗装飾、パッケージ、容器。それを広めるブランドディレクター(アイコン)。
今の日本企業がコストカットしてきた項目。
もう一度、歴史とファン心理に立ち戻って頂きたい。
ファンを見失わず、描く楽しさを知ってもらう機会。描きたくなるコスメ。
これが、数字では表せない大切な核だと思います。







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