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著書②:「生きるぼくら」人生観が変わります!!
著書:「生きるぼくら」原田マハ
物語
主人公24歳引きこもり。
成り行きは高校時代のいじめが原因。高校を中退。
その後職に就くが長続きせず、24歳の現在まで引きこもり。
シングルマザーの母と二人暮らし。自分の部屋で大半を過ごし、人との関わりを自ら遮断。
生産性のない毎日。
そんなある日、母が突如いなくなった。
主人公は祖母が住んでいる、長野県の蓼科へ。
24歳の引きこもりがスローライフを通じて、いろいろな経験をし、成長をしていく物語。
生きることの本質を改めて考えさせられます。
①ひきこもりの現状
広義のひきこもり推計数(2018年総務省の「人口推計」調べ)
●15〜39歳 約55万人
●40〜64歳 約61万人
2018年調べではありますが、日本の100万以上の人が「ひきこもり」に分類されます。現在はもっと多いのかもしれません。この現状をみなさんはどう受け止めますか。
「ひきこもり」は若い時だけ、学生の時だけ、そんな考えを持っていた人も少なくないはずです。
しかし日本には40〜64歳のひきこもりは、60万人以上もいるのです。驚愕です。
さらにひきこもりになる原因の多くが、退職や退学が関連しています。
この物語の主人公も退職、退学が大きな原因となり、負のスパイラルに陥っていきます。
ここから言えるのは、一度ひきこもりになると長期化してしまうことです。
長引けば長引くほど抜け出せなくなってしまうのです。
また、親の負担や苦悩も描かれています。実際にこの物語の母親も置き手紙を残し、家から出て行ってしまいます。
②スローライフの経験
世の中は本当に便利になりました。
ボタン一つで欲しいものが手に入り、やりたいことができます。
人々は効率性を求め、世の中には便利なサービスや商品が多く出回っています。
そんな現代の考え方とは真逆の考え方が「スローライフ」です。
スローライフとは、「時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しもうという概念」のことを指します。
この物語ではひきこもり少年が田舎でのスローライフを経験し、成長していきます。普段の生活では、物や人への感謝の気持ちを考える機会はなかなかありません。
生きる本質について考えさせられます。
私は昨年屋久島に行き、スローライフを経験しました。
みんさんも是非スローライフを体験してみてください。
または、この本を是非読んでみてください。
新たな発見があるかもしれません。