社会科の改訂ポイント
目標
社会的な見方・考え方を働かせ、課題を追究したり解決したりする活動を通して、グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を次のように養う。
社会的な見方・考え方とは?
小学校:社会的事象の見方・考え方
中学校:(地理的分野)社会的事象の地理的な見方・考え方
(歴史的分野)社会的事象の歴史的な見方・考え方
(公民的分野)現代社会の見方・考え方
➡社会的事象を「位置や空間的な広がり」
「時期や時間の経過」
「事象や人々の相互関係」 などに着目して捉え
比較・分類したり、総合したり、地域の人々や国民生活と関連付けたり すること
3つの柱
知識及び技能
地域や我が国の国土の地理的環境、現代社会の仕組みや働き、地域や我が国の歴史と伝統と文化を通して社会生活を理解するとともに、様々な資料や調査活動を通して情報を適切に調べまとめる技能を身に付けるようにする。
思考・判断・表現
社会的事象の特色や相互の関連、意味を多角的に考えたり、社会に見られる課題を把握して、その解決に向けて社会への関わり方を選択・判断したりする力、考えたことや選択・判断したことを適切に表現する力を養う。
学びに向かう力、人間性等
社会的事象について、よりよい社会を考え主体的に問題解決しようとする態度を養うとともに、多角的な思考や理解を通して、地域社会に対する誇りと愛着、地域社会の一員としての自覚、我が国の国土と歴史に対する愛情、我が国の将来を担う国民としての自覚、世界の国々の人々と共に生きていくことの大切さについての自覚などを養う
内容の区分と充実
①地理的環境と人々の生活(市→県→国土と産業)
②歴史と人々の生活
③現代社会の仕組みや働きと人々の生活
内容の取扱いに新たな事項を規定
①地図帳を積極的に活用(3学年より)
②全学年において、社会に見られる課題を把握して、社会への関わり方を
選択・判断すること
③これからの社会の発展などについて、多角的に考えること(5,6学年)
→生産者と消費者、情報の送り手と受け手など
授業改善に向けて
①単元などの内容や時間のまとまりを見通した授業計画の立案
②討論、社会の中で使うことのできる概念の獲得
③根拠や理由を明確にして論理的に説明、他者の主張を踏まえて議論
④実社会の人々との連携→地域に開かれた教育課程の実現
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?