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つまりベンチャーはファーストキャリアとしてありなのか?

ベンチャー企業は魅力的ですか?

昨今、ベンチャー企業に就職する学生も増えている中で、根強く残っている大手企業信仰。
ベンチャー企業と大手企業の違い、そしてファーストキャリアをベンチャーにするとどんなことが起こるのか見てみましょう。


ベンチャー企業の実態と就職率

まずはそもそものベンチャー企業とは何か、そして実態について考えていきたいと思います。

ベンチャー企業とは?

世間一般的に言われるベンチャー企業とは、設立年度が浅くここから拡大すると考えられている企業を指します。
似たような言葉で「メガベンチャー」という言葉もありますが、メガベンチャーの場合はベンチャーよりも規模が大きく、皆さんが一度は聞いたことがある!と思うようなブランド力を持っている企業になります。

ベンチャー企業と就職率

では実際にベンチャー企業に就職する学生の割合はどのくらいなのでしょうか?引用元にもよりますが、平均して30%前後の学生が主にベンチャー企業志望と考えており、これは3年以上前のデータになるので、今はベンチャー志望の学生はかなり多いのではないかと思います。

実際に人事としてたくさんの学生とお会いしていますが思いの外、完全大手志向の学生は少なく、力をつけたいがためにベンチャー企業に進みたいという学生が増えてきているなと肌でも感じております。

大手とベンチャーの違い

このようにベンチャー志望の学生が増えてきている現状ですが、大手企業に就職する場合とベンチャー企業に就職する場合の違いはなんでしょう?

福利厚生が魅力の大手と実力をつけれるベンチャー

大手企業はなんと言っても福利厚生やサポート体制が整っているということが挙げれるでしょう。残業を推奨しない文化や残業代がしっかり出たり、いわゆる福利厚生(産休・育休・特別休日)も手厚く保護されており、働く環境としては文句のつけどころがないと思います。その上に給与もそれなりに出るので”ライフバランス”を重要視している学生にとっては非常に魅力的に映るかと思います。

ベンチャー企業の魅力としては、実力をすぐにつけることができる点です。ベンチャー企業の場合は、重要なポジションにすぐに入ることができ、より企業のコアな部分に携われます。そうすることで、大手に行くよりも実力がすぐにつくことができるでしょう。それ以外にも自分の働きたいように働くことができる(融通が利きやすい)というのも魅力の一つだと言えます。

ベンチャーに就職すると

ではベンチャー企業に就職するとどうなるでしょう?

入社前

ベンチャー企業では、正式に入社をする前からインターンや懇親会などがあることがほとんどです。インターン時代からすでに業務の一部を任されるので、4月に入社する頃には基本的な操作や社内文化・他のスタッフの情報もそれなりに知っている状態になります。

入社〜1年後

入社してから3ヶ月〜半年をかけて、もしくはインターン時代にキャッチアップを済ませて、半年以内には本業務に合流することになります。ベンチャー企業の規模にもよりますが、1年以内にはポジションにつくことが可能で、プレイヤー兼マネジメントをすることになります。

1年〜3年後

実は、ベンチャーに行くと、だいたい3年前後で転職する人がほとんどです。世間的にはこれをネガティブに捉えることが往々にしてありますが、実際はどうなのでしょうか?
3年間もベンチャーにいるとそれなりの責任者ポジションやスキルは間違いなく身についています。その業界・業種に特化したプロフェッショナルになっていることでしょう。
そうすると現職では力を発揮できない機会が出てくる、もしくはより大きな舞台で自分の力を試してみたいと考えるようになるはずです。
これが転職に向かう主な理由となります。
企業としても、ベンチャーであれば3年間在籍し大きくしてくれたことに感謝しており、転職することに否定的なところはあまりありません。
そのような形で起業・転職する人がいるわけです。

最後に

このような形で、ベンチャー企業について簡単に紹介してみましたが、大手もベンチャーもそれぞれの魅力があると思います。
ベンチャーに向いている人は

  • 成長したい

  • 将来起業してみたい

  • 本来の意味で安定を求めている

  • 社会にインパクトを与えたい

そんな人にベンチャーはおすすめかと思います。
ベンチャーに行くことは悪いことか。間違いなくそんなことはありません。
自分の目的意識を忘れずに進んでいけたらと思うのです。

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