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徒然日記―「研磨バリ取り」を知る嫁の秘密

2024/1/19(金):徒然日記
 先日のこと、夕食時に夫とプラスチックのキャップの話題になり、私が無意識に
「ここにバリが付いてるやつ、痛いよな?」
と返事をすると、製造に関わる仕事をしている夫が
「どこでバリなんて知ったん?」
と聞かれました。

 バリというのは、素材を加工した時に発生する出っ張りやトゲのことをいい、私は「ペットボトルの開栓したあとの蓋のザラザラ感」のことを当たり前のようにバリと表現したのですが、確かに41歳の元保育士のおばちゃんが知っているワードではなかったか…

 夫に言われてみれば、「どうして知ってるんだ?私…そういえば製造業の専門用語かも…」とハテ?となりました。
 そういえばこのワードを知ったのは数年前に読んだ本の中で出てきた「研磨バリ取り」というワードから。
 夫にそれを説明すると、「なかなかバリなんてワード知らんで!」と笑っていました。
 
 この知識の元になった本は何だったのか、どんなストーリーだったのかすら覚えていないけど、「バリ」を知っていることでこれから何の役に立つかは分からないけれど…知らない間に自分の当たり前の知識になっていたことを認知した経験になりました。
 何だか自分の「大好き」が私の血肉になってくれているような逞しさを感じて嬉しくなり、夫に「きっとこれから役に立てることはないけど本で得た知識」である「フグの毒の名前はテトロドトキシンなんだよ!!」という知識をひけらかし、「褒めて♡」とおねだりしておきました(笑)

 そういえば過去に、オーケストラにおける「コンサートマスター」という言葉を知ったのも読んだ本からで、友達に褒めてもらったことがあったなあ…なんてことを思い出し…本を読む趣味というのはその時のおもしろさやお題目的な勇気や感動だけでなく、自分も気付いていない間の価値観や知識となって自分の中に雪解けのように浸透してくれているのだと感じ、本当にうれしかったなぁ♡

 我が子には「本を読みなさい」とは言いたくないけれど、本を読む楽しさに気付いてくれたら嬉しいな…そんな風に思った夫とのおしゃべりでした✨
 ほんま、夫との時間は新しいことを沢山気付かせてくれることが沢山あるなぁ♡
 夫との時間、これからも大切にしていきたいな(>_<)

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