プッシュアップチャレンジ
今回はこれまでの記事本線から少し外れます。
恐れながら申し上げます。
複数の諸先輩方からプッシュアップチャレンジのバトンとやらが回ってきました。かれこれ最初の方から回ってきて3週間経とうとして完全にスルーしています。恐れながら申し上げます!僕は人から何かを頼まれてやることが本当に苦手というか嫌いというかやっぱり苦手です。それがただ単に腕立て伏せをするだけのことだとしてもです。人から何かを期待されて行動するよりも自分で最初から企画をして誰かに笑ってもらおうとか驚いてもらおうということならいくらでもできます。でもなんだか頼まれると途端に何もできなくなっちゃいます。僕が考える発信というのは人に何か感じ取ってもらうためにしたいと思ってするものだと考えています。つまり次への建設的な生産がないものに対してはあまり時間は使いたくないと思っています。
そしてきっとほかにも嫌だなあと思っている人はたくさんいるはずです。嫌だなあと思ってその投稿にわざと「いいね!」や「♡」を押さないでいたらなぜか自分が指名されちゃった。なんて方達がたくさんいると思います。
しかし僕の尊敬する、そして愛すべき先輩たちからの依頼です。何とか応えよう、そして僕以外にもバトンが回ってきて悶々としている方達がもう応えなくて済むように次でゴールできるような内容を考えてみました。そして「プッシュアップ」この言葉、ネットで調べても腕立て伏せの意味しか出てこないので一瞬焦りましたが、単純にこの言葉を勝手に翻訳して「誰かの背中を押し(プッシュ)、次のステージに押し上げる(アップ)」をすることにしました!なので僕はここでは腕立て伏せをしないことを宣言します。
ここ最近の僕が発信をする意味
さてプッシュアップを始める前にここ最近のSNS上での僕の活動を振り返ります。コロナ拡散による経済停滞が始まってから世の中中小企業経営者は自社の経営の安定化を図るため様々な情報収集に奔走し始めていました。ここを僕の中で勝手にフェーズ1といいます。政府や自治体による財政政策、金融機関は様々な施策を打ち出し、時には修正し申請方法や要件の煩雑さなどがメディアで話題になり余計に混乱しました。SNSの投稿も不安や絶望感さらには第三者(政府や感染元)への愚痴に及びました。そこで僕はinstagramやFACEBOOKを通じて詳細情報は正確ではないかもしれないけれど活用すれば有効だよという情報をタイムリーに自らが体験することで発信しました。僕の情報はあくまでみんなの気持ちが建設的に動き始めればよかったので後日、その職の専門家たちが自らのSNSで正確な補足情報やニュースリリースをしてくれるようになったので僕のストーリーズ投稿はいったん役目を終えました。皆さん情報提供などありがとうございました。僕も本当に役に立ちました。
続いてフェーズ2としてゴールデンウィーク前後ですかね。各中小企業のみなさんが融資にうまくいかなかった、助成金申請がうまくいかないなどの次なる愚痴が始まり、日ごろの頑張りを熱弁しても各申し入れ先でうまくいかないようなケースがありました。しかし、日ごろの頑張りというものはいわゆる日々の自分が得意とする「営業」に関してだけであり「経営」とは程遠いものでそれを疎かにすると国や機関からも見向きもされないわけです。そこで僕も休業期間中に自分自身の経営者としての行動の整理と再学習の意味も込めてこのnoteを始めまずは愚痴よりも自社の反省と改善を促しました。自社よりもまずは全員で前を向く流れが少しでも起きてほしいと思っていました。
実は第2フェーズというものも僕は終わっていると思っています。これは補正予算案の可決と金融的にも助成金的にも大幅に緩和されてフェーズ2でぶつかっていたハードルもかなり下がってきたからです。事業計画や資金計画など整っているのに越したことはないですが国からの持続補助金や自治体の家賃補助も割とタイムリーに実効されてきたので財政的にはわずかながらも効果はあったのかと思います。
ところで僕のnoteは書いているうちに次なる目標というか目的が出てきたのでこれはもう少し頑張って書いていこうと思います。あ、コンサルティングとかビジネスストーリーとかを新たな事業にするとか全くそんなんじゃないです。たぶん、絶対そんなことは今後もしないと思います。この辺は引き続きこうご期待です。
では第3フェーズとは如何に新しい、未来の、変革の、革新的なスタートをみんなが切ることができるか。そんなところにあります。この1か月間めちゃくちゃ世の中の流れが速いです。でも、やっぱりみんなで盛り上がって良くしていきたいんです。うっかりのんびりしたり、ごろんとしている暇なんか本当にないのです。
ここ最近の課題
実はこの1か月間2社経営している会社の株式会社Philocoffeaの大幅なリストラをしようと考えていました。前回の記事でも述べましたが自店だけではなくお取引先や海外の事業もすべてストップしていてまたこの後の再開状況も見込めないので、この際思い切って人件費を削減して何とか業績の回復に努めようとしました。しかし、削減したところで今後の売り上げは当然上がっていかないでしょう。生産性は落ち、様々なチャンスロスを生じさせることになると思います。それでは3年後に来る借り入れの据え置き期間後までに回復するなんて甘っちょろい回復計画なんかとてもじゃないけど立てられません。今年中にV字のスタートが始まって来年には前年比も全前年比も越えなくてはならないのです。そして時々頭をかすめてくる先輩方からのプッシュアップチャレンジへの回答。。。私の悶々は続いておりました。
そのような中、スタッフ一人一人の履歴書や入社への申し込み文書を見ていてその当時を振り返っていました。読めば読むほど一人一人の顔が思い出され胸が熱くなると同時に一つ改めて気づいたことがあったんです。それはみんなの「独立志向」です。今コーヒー業界だけではないかもしれませんが多くの方の目標が自分の店、つまり中小企業経営者になることを希望しているのです。思い切って自分自身を表現できる場。それが自分の店です。その目標のために勉強したり競技会に出たりして自分自身に磨きをかけているわけです。当社への履歴書にも将来はそうしたい。そのために当社で学ぶ。というような内容が多かったのです。しかしこのような世の中になってしまい、いったいいつそれが叶うんでしょう?リストラ、賃金カットのリスクが渦巻いてきている中でどうやってその資金をためるのでしょう。逆立ちしてプッシュアップするくらいに難しいと思うんです。でも、僕はその叶えられないかもしれないけれど叶えたい想い、力をどうにか借りて僕たちの会社も一緒に進むことはできないかと考えました。
それがプッシュアップチャレンジです。
いま、独立して自分で店を経営してみたい、新たに新規事業としてカフェを経営してみたい。こういう混沌とした世の中から思い切って一歩踏み出して後悔のないよう人生を歩んでみたい。こう思っている方々の背中をプッシュバトンを渡すことで次のステージに進んで(アップ)もらうことを決めました。バトンを受け取ることができるのは6名限定で。その中から一人を最終選考とします。
ふざけているんではないんです。本気で考えました。内容は下記になります。
僕たち株式会社Philocoffeaが経営しているとある店舗(契約上とりあえず名前伏せます)の経営権を売却します。売却といってもここは契約主を変えるわけにはいかないので僕たちに毎月、資産の使用料金を支払う契約とします。もう一つの条件として僕たちのブランドを理解し僕たちのコーヒー豆を使用してもらうことをお願いします。そのための支援、トレーニングは責任もって行います。そして身近に引っ越してこれることも条件ですね。あとは商品仕入れ、その他営業諸経費を自身で支払えばあとはご自身の利益です。本気で働いて利益が出ればさらに自分の収入にしてもよいし、すこし余裕が出たのであれば従業員を雇うこともありだと思います。ただし、以前から言っておりますが経営がうまく長続きすることなんてまずをもってないと思います。それを含めて人生チャレンジすることが本当の醍醐味だと思います。
内容としては以上です。ざっくりしすぎて質問あるかと思います。
チャレンジのルール。
①志望動機を5月31日までinfo@philocoffea.comまでプッシュアップチャレンジとタイトルつけて送ってください。特に細かい指定はしません。自己紹介と独立に対する想いを教えてください。ただし①が書類選考ということも考えてください。
②厳正なる選考の結果残った6名には梶、粕谷によるzoomミーティングを開催します。
③最終合格者には契約締結をしたいと思います。
④質問がある方は同様にinfo@philocoffea.comに送ってください。SNSやこちらのコメント欄にはしないでください。されても質問には回答しません。応援や盛り上げなどのコメントは大歓迎です!
以上です。
なぜ、僕たちのスタッフだけに伝えないのか。それは簡単です。僕らも腹をくくる以上、独立にはそれなりの覚悟が必要です。その覚悟が真偽ないものであるのであればその他公募者が参入してきても負けない思いを伝えてくれるでしょう。なので当店のスタッフには実は先日伝えてあります。そしてこの文章が一般公募の開始日です。これにより僕ルートから腕立て伏せのバトンが回ることはありません。このチャレンジが僕から皆さんへの最後のバトンです。受け取るか受け取らないかは皆さん次第です!
追伸:すでに僕は船橋以外でこのスタイルの店舗ができないか動いていることをご報告します。と、同時にこの場所持ってるんですけどどうですかね?というご報告も待っています(千葉県がいいな!全国でもいいけど。)。はい、僕がどのようなことを考えているかお察しのあなたはお目が高い!