子どもを撮る機会が増えて気づいたこと/#040
昨年の夏頃から縁があってお子さんを撮る機会に恵まれています。正直なところ子どもとの関わりは苦手意識があります。小さな子どもたちと接する機会は無く、どう関わって良いか分からないのが一番の悩みでした。
しかし、少しずつ撮る機会も増えてトライアンドエラーの繰り返し。上手くいくこともあれば上手くいかず肩を落とすこともしばしば。いったいどれくらい頭を抱えるほど悩んだのかろうか。子どもはとにかく元気で真っ直ぐだ。目の前のことに必死で取り組む姿に刺激をもらっている。
機会を重ねる毎に余裕が生まれ落ち着いて写真を撮れるようになった。しかしそこをどう撮れば良いのか未だに正解は無い。しかし以前よりも撮りたい目線を写真に写せるようになった。そこから気づくことも多くあった。その気づきは子ども撮影以外のジャンルにも対応できるほどであった。
子どもを撮る機会が増えて気づいたこと。それは相手を尊重するということ。写真を撮るとつい良いタイミングばかりシャッターを切る。しかし子どもは自由で機嫌もコロコロ変わる。撮影というよりも遊びの延長線で写真を撮るイメージをもっている。そのため遊びながら写真を撮っている。子どもたちの気持ちを考えたうえで写真を撮っていきたい。これは写真以外の日常生活でも言えること。もっともっと気づいて寄り添い残し続けたい。