写真を趣味にして良かったと思える瞬間
写真を趣味にしてから身の回りの環境がガラリと変わった。一番言える事は繋がりの広がりで交友関係の変化。それまでは小中高大の同級生と職場の同僚との関わりがほとんど。けれど趣味を通しての繋がりは、性別、年齢、職種、住む場所など今まで出会わなかった人ばかり。
他にも環境の変化や写真を残すことの意味に気づけたことも挙げられる。それまでは写真はスマホでサッと撮る程度で、帰りがけの夕日が綺麗だとか雨上がりの虹が珍しいとかそういった時に構えていた。しかし、写真と向き合うことで本質的なところと向き合うキッカケになり写真が益々好きになった。
そして、写真は自分だけでなく誰かを笑顔にしてくれる。
撮ることは特別なことに感じられる。撮って残してそれを振り返る。その時の楽しさ、今までの思い出が蘇る余韻。そういった体験が味わえるのも写真の魅力だと感じている。
僕自身は人を撮ることが多く、撮影を頼まれたり、身の回りの家族や友達にカメラを向けている。当然ながら自分の写真はそう多くない。撮る時は恥ずかしくてノリ気でなくても、撮った写真を見ると自然と笑顔になり会話が生まれる。この瞬間が実に好きでこういう体験を増やしていきたい。写真を残すことの価値をどう感じてもらうのか、それが新たな自分の課題かもしれない。
先日、数年ぶりに友人と再会した。時間の都合上ほんの数十分程度で日も暮れた後だったが、恋人との姿を写真に収めさせてもらった。改めて撮って残すことの尊さを感じると共に、撮るを通してのコミュニケーションや生まれる会話とその場の空気感がたまらなく好き。今回撮影した写真を少しでも気に入ってもらえれば幸いだ。