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撮りたい残したい伝えたい/#265
写真を撮るときに余裕が無いと、いい写真を撮らなきゃ!と躍起になることがある。相手の期待に応えること、あれとこれをやって、次は、、、というように万全の準備をしたつもりが逆に流れ作業のようになる。そんな経験が幾度かあって、その度に撮影の帰り道にひとり反省会。そんな撮影が続いた時がある。
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誰かのために写真を撮る場合は、普段の自分が好きに撮っている写真とは違う点が多い。原則として相手が撮って欲しい写真があるわけで、その期待に応えるのは最低限求められていること。しかし、「いつも通りで良いですよ!お任せします」となる。信頼いただいてるからこその言葉だと思う。もちろんその通りにしつつも、相手の想いを汲みながら撮影できればベスト。
しかし、慣れないうちや余裕が無い時はそう思うようにいかないのが事実。自分が持っているパフォーマンスの100%を発揮できずに終わる。
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知らず知らずのうちに撮ることが目的であり作業になってしまうのだろう。そんな感じで自分らしさを発揮できにくい環境を自ら作り出していたことに気づいた。これは自分の向き合い方の問題で考え方ひとつで意識は変わる。いったい何のために撮るのか、自分は何を残して伝えたいのか。それが最も重要だと気づいた。
写真を撮ることが目的になっては本末転倒。何のために撮るのか?撮るは手段であり、その先の残すこと伝えることの深みを突き詰めることで、表現が大きく変わる。だからこそ相手の立場になって、自分ならどうしたいのかを言語にして撮影に臨みたいと考えている。
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SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画 / 鳥取のPR活動も行なっている。