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残し続けるために撮るということ/#145
写真を撮り続けているとふいに「何のために撮っているのか?」と疑問が浮かぶ。その度にたどり着く結論は「残すため」だ。
カメラを買った当初は綺麗な景色を撮ってSNSで沢山反応がもらえたら良いなと漠然としていた。今思うと何もかもが楽しくて無心に撮っていた。その頃の気持ちは今でも鮮明に覚えている。
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先日Twitterで濱田秀明さんのツイートに感銘を受けた。その内容がコチラ。写真は残り続けるもので尊い。それを残せるのは他の誰でもなく自分自身なのだと改めて知った。ついつい決定的瞬間に目が向きがちなもの。自分にとって大切な人やその日常にフォーカスされる機会は少ない。より身近であるほどそれは顕著に現れる。だからこそ大切な人を撮ることは尊くもあり、残り続け生き続けてほしいと願えるのだ。
あなたの大切な人をたくさん撮ってほしい。その人が突然いなくなっても、自分がいつかいなくなっても写真は残りつづける。その人も撮った人も写真のなかでずっと生き続ける。誰に教えられるでもなく写真には価値があって尊いと思えるのは、それが理由なのだと思う。それは撮る人の役目なのだと。
— 濱田英明 (@HamadaHideaki) July 19, 2020
これを強く感じたのは僕自身がそういう体験をしたから。詳しくは過去のnoteを見ていただきたい。写真に残っているからこそ忘れない。心の中に鮮明に残り続けてゆく。そういう存在こそ大切に日々向き合っていきたい。そして素直に言葉にして伝えたり、カメラを向けることであなたの想いを伝えてほしい。
目まぐるしく変わる日々。溢れんばかりの情報にもまれ身近なところが盲目になりやすい。そんな現代だからこそ、その存在をあったものとして語れるように向き合っていきたい。撮って残すこと。データをプリントして形にすること。それが大切だ。
SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画 / 鳥取のPR活動も行なっている。
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