フィルムで撮るカップル写真/#236
先日撮影したカップルフォトのフィルムが現像から返ったきた。カップルフォトをフィルムだけで撮るのは初の試み。しかし大切な友達を撮るからこそフィルムでと決めていたのだ。それに至る思いや考えは以前のnoteに綴ったので気になる人は目を通して貰えると嬉しい。
今回選んだカメラは写ルンですとNikonF6。フィルムはKodak Ultramax400で現像は山本写真機店。フィルムはその場で確認できないからこそ1枚に集中できるし、写真のでき以上に相手との関わりを濃密にできると感じた。実際に撮影していてその充実感は肌で実感していて、デジタルの時では撮れないようなカットが多くあった。
フィルム独特の描写も相まって2人の日常を側で見ているようなそんな感覚になる写真たち。自分自身がイメージした通りであり、残したい雰囲気がそのまま形になっていた。2人が喜んでくれればこれ以上の幸せはないだろう。
ついついグッと寄って撮りたくなるが我慢。今回は一歩引いた距離から俯瞰するようなイメージ。2人の世界をパッと引いた距離から改めて見る機会はそう多く無い。だからこそ自分達の姿や世界を知ってほしいそんな思いから今回の距離感を意識して撮影に臨んだ。
2人にとっての大切な思い出の地。そこで改めて過ごす時間。2人の目にはどのように写っていたのだろうか。同じ場所にいながらも感じていること、考えていることはそれぞれ違っていただろう。
改めて写真を見返して2人の自然な表情を中心に日常の断片を拾うように撮影した。改めて良い機会になったと感じている。今後もこのような形で大切な人たちをフィルムで残すことを通じて新たな価値観が生まれると嬉しく思う。