イチョウと135mm/#325
地元で有名な大銀杏へ、けれど時期は過ぎ去り木の枝が力強く空絵伸びているのが遠くから分かるほどに。わずかに下側で色づく黄色の葉を眺めて秋気分を味わってきた。
もはや上を見上げるよりも足元に広がる黄色の面積が広い。紅葉は散った後もその美しい彩りにうっとりする。むしろ足元に広がる紅葉が好きなのかもしれない。
旬を過ぎた銀杏に来訪者は少なく数えるほど、けれどその立派な銀杏を見ようと訪れる人もいる。どこか寂しげに佇む大銀杏にお疲れさまと心で声をかけていた。
今回は銀杏が咲いている場所だけを切り抜くために、135mmの単焦点を使って撮影。このレンズの醍醐味であるボケの美しさと圧縮効果の両立にうっとりする。大きくて重いだけの価値は十分ある。人物を周囲と交えて撮る場合は20mほど離れなければならない。改めて遠いなと感じた。人を撮る時はコミニュケーションが重要。だからこそ相手に合わせたレンズ選びも考える必要があると改めて知った。