コーチングで独立した後の売上構成比をぶっちゃけてみる。
さて今月で独立してから11か月となり、いよいよ決算も見えてきたところです。今期の数字はほぼほぼ固まってきました。
「コーチングで独立すること」については独立すぐ後に下記の記事でも書きました。そもそもコーチングに限らず多様な働き方をすることがデフォルトである、ということですね。
今回はそのあたりの振り返りも兼ねて、コーチングと売上の構成比や、実際にどんな仕事をさせていただいたのかについて書いてみます。
直接的なコーチングの売上は25%!
まず最初にばっと売上比を出してしまうと、上の図のとおりです。ある程度数字をざっくり丸めていますが、だいたいこのくらいです。
コーチングの仕事=25%
コーチングを活用するコーチング以外の仕事=50%
コーチング以外の仕事=25%
「コーチング」として契約して売上を得ている仕事はざっくり25%くらいです。めちゃくちゃ熱心に営業したという訳ではないのですが、じゃあやっていたらこの売上比がどこまで変わったのかというと、微妙なところです。
日本に限らずグローバルでも「コーチングに限らず多様な働き方をすることがデフォルト」というのが新人コーチの前提ですが、実体験からもコーチング一本足打法のスタートはなかなか難しいと感じますね。
コーチングを活用するコーチング以外の仕事は50%!
さてこの「コーチングを活用しているんだけどコーチングじゃない」という曖昧領域が現実的にはボリュームゾーンになってきます。何をしていたのかというと、組織開発案件のファシリテーションや、リーダシップ開発案件のリードになります。
ここは圧倒的にチームコーチングのトレーニングを積んだことが活きたと感じています。1on1のパーソナルコーチングのトレーニングのみでは、この領域はちょっと手を出しずらいかもしれません。
そして地味にここが一番自己投資に対するROI(投資対効果)が高かった領域でもあります。「パーソナルコーチングで飯を食いたい!」という人は大勢いるので、やっぱりレッドオーシャンなんです。でも「チームコーチングで飯を食いたい!」という人はそんなにいないので実はブルーオーシャンですね。(コーチの精神的負荷はチームコーチングの方が桁違いだと思うので、それも隠れ参入障壁・・・)
チームコーチングはまだ認知度が低いので、「チームコーチング」という商材としてはあんまり売れません。ただ世の中に必要性はあるので、別の様々な商材に組み込みながら提供することが可能です。なので「コーチングを活用するコーチング以外の仕事」の構成割合が増えている、というのもあります。
それ以外の仕事は25%!
その他では例えば研修講師などもさせていただいています。これもやはり「人前に立つ」という前提からチームコーチングのベースがあることと相性が良いと感じています。
また自分以外の先輩コーチたちを見ていると、コンサルティングをしていたり、あるいはアート系の技術と掛け合わせたワークショップ運営をされていたりしますね。
コーチとして独立してやっていくうえでは、あまり視野を絞りすぎずに、こういった自分なりの「コーチング×〇〇」の領域を探していくのが大事なんですね。
そしてここは独立までのあらゆる経歴を活かしうる、クリエイティブな領域だと思います。私も前職が公務員という一切コーチング業界と関係ない分野ですが、だからこそシナジーが効いて仕事に繋がっていると感じることが多いです。
何事も糧になっていくものですね!これから独立を考えておられる皆様にも幸あらんことを。
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