還暦女が語る「女は40歳からが本番」
「10年前より今が最高」と何歳まで語れるか
60歳を迎えたSさん、3度目の結婚をしてから8年。
子供達も手が離れ、今は夫との恋愛を楽しんでいると言う。ちなみにこの夫も3度目の結婚。お互いに「一生、最後まで添い遂げる良きパートナー」だと思えるのだとか。
Sさんは40才を過ぎてから、若い時以上に恋愛を楽しめるようになった。
若い時は恋愛も遊びの延長、ドキドキしたり刺激を求めることや、一人でいる孤独感を紛らわすために相手を必要と思う事が多く、いざお付き合いしてみても“空虚”というワードが常にあったと言う。
だけど40歳からは焦ることもなく、探しているわけでもなく、本当にこの人いいなって思ってパートナーとして相手を見れるようになった。
そんな恋愛をすればするほど、若い時にはなかった気持ち良さを感じるようになったのだとか。
40歳では、20代・30代の頃より全然楽しい。50歳では、最高だと思ってた40代の頃より女性として楽しめる。そして60歳。10年前は「60歳になったらもう女としての絶頂はピークを過ぎ落ち着いていくのだろうな」って思ってたそうですが、やっぱり「50代より今が毎日幸せ」だと語る。
「女を語れるのは40歳から」課題の分離を身に着ける
改めて人生を振り返ると、40歳を過ぎた頃から本当の恋愛を楽しめるし、それだけではなく対人関係も一気に楽になったのだとか。「それは自分らしく生きることを知った時からだと思う」と強調した。
若い時はやっぱり“自分だけよければ”っていう感覚がどうしても強い。だけど“自分らしく”という生きるスキルが身に付くと、自分だけから自分がに変わる。自分だけと言う考え方は、相手に害を被る事が多い。だけど、自分がと言う考え方は、自分は自分、相手は相手と、課題の分離ができる生き方とも言える。相手に依存したり、同意を求めたり、認めさせたりという事がなくなり、自分らしく過ごす事ができる。
自分らしく過ごす事で、自分に合う人だけが自然と近づき、自分に合わない人は自然と離れていくのですから人の断捨離にはもってこい。
恋愛においても同じだ。
女としての見られ方より魅せ方が自然とできるようになるのがこの課題の分離を身に着ける40歳を過ぎた頃から。ここから女性は「女について語って良い」とSさんは笑顔で話していた。