見出し画像

息子ディスレクシア      『ダメ人間と呼ばれ続けて』


ー息子ディスレクシア編①ー

息子が、中学3年になって突然

担任の先生と合わないと言いだした。

中学1年2年の時は

担任の先生からも可愛がられていたように思うし

割と仲良くやっていたように感じていたので

どんな方が担任の先生になられたのかな?と

プリントで確認してみたら

女性の方で私より10歳位上の方なのかな?と

いう印象。

これまでの先生は

1年時は若い男性の方

2年時はサバサバした女性の方

そして今回

3年時は神経が細かい感じの女性の方

あー、確かに

今までの方とはタイプが違うかもなぁと

いうのが私の印象。

でも大丈夫だろうと高を括っていた。

しかし

日に日に息子の様子が変わっていく。

笑うことが大好きな息子が

笑わなくなってきたのだ。

学校から帰ってきても

『担任、クソだな』

私がどうしたの?と聞いても

『担任が俺の話を聞いてくれない』と

悔しそうに話す。

そして

担任の先生から毎日のように

電話がかかってくる

『息子さんが反抗的態度です』

『息子さんが、何を考えてるのかわかりません』

しまいに

私は学校へも何度も呼び出された。

『息子さんが○○です』

『息子さんは○○です』

と一方的な話に理不尽さを感じ

私は

『息子には息子の考えもあると思いますので』

と伝えると

『お母さんが、そんなんだから』

『お母さんの育て方がそんなんだから』

と言われ

はいはい聞いていた私も

とうとうプチンと何かが切れた。

『教育者の言う言葉でしょうか?』と

堪え切れない思いを

なんとか言葉にして放った。

校長先生も担任の先生も

一気にシーーーンと空気が変わったのが

わかった。

『息子ともう一度、話し合いをしてみます』と

一礼してその場を離れたのを覚えてます。

帰りは悔しくて悲しくて

涙が止まらず

どんな顔をして息子と会えばいいのか?

どんな話しをしたらいいのか?と頭の中が

グルグルして、わからなくなってしまった。

【つづく】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?