博多の猫を探す旅
東公園は、活気ある都市の中で自然を満喫できる癒しの場所です。四季折々の花や木々、湖や池、そして自然と調和した建物が点在しており、日常のストレスを軽減してくれます。猫好きな私にとって、素晴らしい地域猫の活動が行われていることに感謝しています。
福岡県庁の正面から東公園を眺めると、亀山上皇が中央に位置しています。春になると、周囲をつつじが彩り、亀山上皇が一層際立ちます。
亀山上皇は鎌倉時代中期に在位した第90代天皇で、後嵯峨天皇の子です。上皇として即位後は院政を行い、さまざまな改革を推進しました。
彼の主な業績には、鎌倉幕府の弘安の改革に応じて「徳政」を進めたことや、評定制の大幅な見直しがあります。また、2度の「元寇」という国難にも直面しました。亀山上皇は大覚寺統の天皇であり、八条院領という荘園群を財源としていました。長子の後宇多天皇が譲位した後、大覚寺を拠点としたため、亀山天皇とその子孫は大覚寺統と呼ばれています。
さらに、元寇の際には「我が身をもって国難に代わらん」と伊勢神宮などで敵国降伏を祈願したという伝説があります。この伝説を記念して、福岡県には亀山上皇の銅像が建立されています。
メイン園路
県庁正面玄関方面から東公園に入り、左から公園内を回る道が左写真のメイン園路になります。
緑に囲まれ、子連れやペットの散歩、または運動としてジョギングやウォーキングに多くの方々が利用されています。
公園管理事務所
こちらは県営東公園の管理事務所です。各種イベントやバラ講座などは、ここが会場となります。
住所 福岡市 博多区東公園5
電話 092-409-0597(9時から17時まで、年中無休)
FAX 092-409-0598(24時間受付)
十日恵比寿
毎年1月8日から11日まで、正月大祭が行われます。8日は「初えびす」、9日は「宵えびす」、10日は「正大祭」、11日は「残りえびす」と呼ばれ、この期間中には福引きや芸妓のかち詣りが有名です。
正月が過ぎたのに、どうしてお参りに行くの?
お正月が終わり、少しずつ日常に戻りつつあるこの時期、毎年1月10日前後になると、福岡の人々が仕事の合間や仕事終わりに「十日恵比寿」へでかけます。「商売繁盛」を願うために、福岡で働く人たちにとっては定番のスポットです。
十日恵比寿とは?
これは福岡にある「十日恵比須神社」のことです。福岡県庁の近くに位置しています。天神や博多駅からは少し離れた場所にありますが、名前からもわかるように、「恵比寿様」を祀っている神社です。
十日恵比寿について
恵比寿様は「釣り竿」と「鯛」を持っていることで知られています。これからもわかるように、彼は元々「海の神」としての存在です。そのため、漁業との関係が非常に深い神様です。実際に「十日恵比寿」では「漁業の繁栄」を祈願する行事が行われています。
恵比寿様と大黒様
十日恵比寿神社には「恵比寿様」が祀られていますが、もう一人の神様もいます。それが「大黒様」です。恵比寿様は「漁業の神」であり、大黒様は「豊穣の神」として知られています。農業と漁業が主流だった時代に、この二つを合わせて「商売繁盛」となったそうです。
十日恵比寿の目玉イベントは「福引」です。1回2,000円で参加でき、福笹や張子の福起こし、干支、金蔵、そろばんなどの「縁起物」がもらえるそうです。
えびす銭を借りる
十日恵比寿には「えびす銭」というものがあり、これは200円で「借りる」ことができます。この「借りる」というのは、来年にはこの「えびす銭」を返さなければならないからです。昔は、十日えびすで縁起の良いお金を借りて、それを元手に商売をし、翌年には「倍にして返す」という風習があったそうです。お金を返した後は再び借りることができるそうで、現代ではこの「えびす銭」でその伝統が表現されているのです。
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