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ASD妻 「ただのホクロじゃないかも」から始まる不安



心配が止まらない日々

みなさんは「心気症」という言葉をご存知でしょうか。

頭痛や胃痛といった、些細な心身の不調を誤って解釈し、「がんなどの重篤な病気にかかっているのではないか」と思い込んでいるものである。いくら検査などで身体に異常がないと指摘されても、容易に考えを変えることができず、病院を転々とすることもしばしばある。

wikipedia

現在は「病気不安症」と呼ばれているようですが、妻もこの症状に悩まされています。
些細なことでも重い病気の兆候ではないかと心配が膨らみ、病院で診察を受けるまで安心できません。


ネットが引き起こす不安の悪循環

妻の場合、特に暇なときや、寝る前などにこの症状が出やすく、不眠の原因にもなってしまうため、なかなか厄介な問題です。

最近の例では、妻が頭皮にとても小さなホクロのようなものを見つけ、皮膚科で診察を受けました。
診断結果は「ただのホクロなので問題なし」でした。その時は妻も納得していたのですが、数ヶ月後になって「前より大きくなっているかも、本当にホクロか?もしかして皮膚がんでは?」と不安がぶり返してしまいました。

僕は「まだホクロのことを気にしてたの?!」と驚くばかりだったのですが、妻はインターネットで頭皮のホクロについて調べ始めます。
しかし、病気に関する検索結果は恐ろしい情報が多く、不安はさらに増幅されてしまいます。
結局、再び皮膚科で診察を受けることになり、再度「問題なし」と診断されました。

軽い運動が不安解消に効果的?

ASD特性と心気症には関連があると言われていますが、効果的な治療法はないそうです。

あまりにも心配の症状がひどい時は、頓服として処方されている軽めの安定剤を服用し、早めに寝てしまうのが対処法の一つです。

しかし、最近では不安を感じた時に軽い運動をするなどして、脳の過剰な不安反応を一度リセットするのが効果的だと分かってきました。
妻はなるべく運動を心がけながら、自分に合った対処法を試行錯誤しているところです。

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