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ASD妻 聴覚過敏とサバイバル


全てが大音量!?聴覚過敏の苦しみ

前回の視覚過敏の話に続き、今回は妻の聴覚過敏の症状について。

聴覚過敏は周りの音や話し声が、全方向から同時に、大小や遠近の区別なく全てが大ボリュームで、ガンガン直接脳に響いて聞こえてくる。

雑踏や駅などはもちろん辛いが、人がたくさんいて、あらゆるところから話し声が聞こえる仕事場もなかなか辛いらしい。

職場で耳栓!妻のソリューション

妻は会社勤めしている頃、聴覚過敏に対応するため、こっそり耳栓をして仕事をしていたが、耳栓が見つかる度に怒られていた。
(ちなみに、耳栓以外に解決法が無いという事実に加え、こだわりが強いASD特性が相まって妻は何度怒られても耳栓をやめない。)

確かに、僕も仕事場に耳栓をして周りを遮断して、自分の世界に入っているように見える人がいたら、なんだこいつ、と思ってしまうだろう。
それが脳髄にガンガン響く大音量にじっと耐えている人の姿だとは絶対に気付かないだろう。

定型発達社会でのサバイバルゲーム

今は妻も自宅で仕事ができて、オフィスの騒音からは解放されているけれど、定型発達者が多数を占める社会で生きていくことは、まるでサバイバルゲームのようでもある。
音の問題だけじゃなく、周囲とのコミュニケーションの違いなど、どこに行ってもトラップだらけなのだ。
そんな環境の中でなんとかして社会と折り合いをつけて 生きていくのは本当に難しいのである。


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