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ASD妻 刺激の少ない蛍光ペンを求めて


蛍光ペンは目が痛くなる

妻には感覚過敏があり、色や光の刺激が強いものが苦手です。

以前、太陽の眩しさが辛くてサングラスが手放せないという話を書きましたが、それだけではなく強い蛍光色や真っ白な紙でも、目が痛くなってしまうそうです。

たとえば、勉強などで教科書に線を引く時に使う、蛍光ペンなどがそうです。蛍光ピンクや蛍光イエローで引かれた文字を見ているだけで、頭が痛くなってしまいます。

マイルドライナーという商品がある

今では「マイルドライナー」という色味を抑えた蛍光ペンがあり、妻もそれを好んで使っています。
僕自身は蛍光色が気になったことはありませんが、こうした商品が販売されているということは、蛍光色を「きつい」と感じる人が意外と多いのかもしれないな、と思ったりします。

とはいえ、妻が学生だった頃には、蛍光ペンといえば昔ながらのきつい色味のものばかりで、マイルドな色の商品はありませんでした。
そのため、妻は教科書をマークする際には、シャーペンで黒い線を引いたり、薄い色の色鉛筆を使ったりして対応していたそうです。

刺激の少ない商品を探す

手帳やメモ帳についても、真っ白ではなく、クリーム色や少し落ち着いた色味の紙を選び、目の負担を軽減しています。
今でこそ、そういった紙の手帳も増えてきましたが、昔は種類が少なく、どうしてもヨーロッパ製などの高価なものに頼らざるを得なかったのが、困りポイントだったそうです。

僕にとっては日常的に無意識に触れていて、何も感じないものが、妻にとっては予想以上に大きなストレスになることが多いというのは、改めて驚かされます。
そんな中で、マイルドライナーのように感覚過敏を軽減できる商品が存在することは、本当にありがたいことだと思います。



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