ASD妻 抜群の記憶力だが、眠気には勝てない
驚異の記憶力、でも大きな弱点は「眠気」
ASD特性による記憶力や集中力については書いたが、もちろん良いことばかりではない。
妻の場合、大きな弱点は「眠気」だ。
感覚過敏でいつも脳が疲れているせいか、食後に血糖値が急上昇すると倒れるように寝てしまうことがある。
なんにしてもONとOFFが極端に切り替わるのが特徴だ。
昔、職場で食べかけのカレーの中に突っ伏して寝てしまったこともあるらしい。
記憶力も発揮できない試験の悲劇
いくらすごい記憶力があっても、それが試験で発揮できなければ意味がない。
大学受験の当日、寒い雪の日に妻の席はなんとストーブの目の前だった。
午前中はなんとか耐えたものの、昼食を食べた後、血糖値の急上昇とストーブの暖かさにやられて、午後はいつの間にかぐっすりと寝落ち。
気づいたら試験は終わっていたという悲劇が起こった。
大成功か大失敗か、極端な妻と平凡な僕
一瞬、ちょっと寝ちゃった、とかいうレベルではないのが妻の特徴なのだ。
難しいことも簡単にやってしまうかと思えば、大きな失敗もする。
寝る時は気絶したように眠る。
そんな妻に比べて、僕は超平凡で、成功も失敗も全体的に小粒なのだが、妻はいつも何か「大きい」ので、毎回びっくりさせられる。