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ASD妻 感覚鈍麻の激熱シャワー事件


シャワーが熱すぎた!でも妻は気づかない

視覚過敏聴覚過敏の話に続き、今回は感覚鈍麻という症状について書いてみる。


ある日、妻がシャワーから出てきて「ちょっと暑いかも」と言うなり、フラフラと倒れ込んだ。
火傷かと思うくらい皮膚が真っ赤になっていて、明らかにちょっというレベルではなかった。
原因は、僕は熱いシャワーが好きなのだが温度を戻すのを忘れていて、妻がそのまま使ってしまったからだ。
とはいえ、温度は42度くらいなのだが、妻には熱過ぎたのだ。
(ASD特性と関係ないと思うが、妻の肌は人よりも薄い気がする。熱だけでなく紫外線などにもかなり弱い)

感覚鈍麻?熱さが分からない!?

もちろん、温度を戻し忘れた僕が悪いのだが、熱かったら調節すれば良いのに、とはじめは思った。
しかし、妻にはシャワーが熱過ぎるのかどうかが分からなかったのだ。
それを聞いて、
え?分からないってどういうこと?????
と、率直に驚いた。
これが感覚鈍麻というやつなのだ。

対策はダブルチェック!熱中症アラートとシャワーのルール

冬に長時間外に居れば低体温症になりかけるし、夏は常に熱中症に注意が必要なのが妻の特性なのだ。
実際、妻の体調が悪くなり救急車を呼んだことがあるが、診察を受けるまで熱中症になっているとは気が付かなかった。
それくらい、本人は自身の状態が分からない。妻は基本的にはいつもぐったりしているので周りからしても、本当の異変に気付くのが遅れる。

熱さ寒さの対策として、夏はアラートが鳴る温度計を常に持ち歩くようにしている。熱中症の危険があればピーピー鳴る。電車の中で鳴ると恥ずかしいが、倒れるよりはマシだ。

シャワーの方は、僕がシャワーを出るときに温度が通常に戻っているかをチェックし、妻も入るときに温度を確認する、というダブルチェックをルールにした。
それ以来、真っ赤になった妻がシャワーから出てくるという事件は再発していない。

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