高尾でトレラン練:高尾カオナシトラサルディ
50歳をすぎたので100マイラーを目指して目下トレーニン中のナカガワです。
今回は灼熱の中、高尾でトレラン練してきたのでコースを紹介します。
感想としては「めちゃくちゃ脚に刺激が入るけど8月に行くもんじゃない」でした。
GPXデータ等コースの詳細はヤマレコ、Stravaへ
カオナシトラサルってどういうこと?ということだが、そもそも「高尾トラサル」というよくできた変態コースを知らなくては話が始まらない。
高尾周辺をフルマラソン程度の距離(42km)を走る。アップダウンとエイドステーション(補給補水)が充実したとても良いコース。
高尾山界隈は都心からとてもアクセスが良いのでトレーニングに来やすい。
だけどメジャールートを通ってしまうと登山者が多くて迷惑になるため走れず練習にならない。
そこで人混みをさけつつアップダウンを繰り返しつつ、要所要所に給水・補給・トイレを散りばめられた「高尾トラサルディ」コースはとても人気だ。
ただ「長い」。
とくにこの酷暑にやるにはしんどすぎる。
とはいえ高尾〜陣馬山ピストン(28km)ではイマイチ刺激が入らなくて物足りない。
そんな方にオススメなのが今回の「高尾カオナシ トラサル」。
コースはこんな感じ。
画像の数値は大きくでがち。
Garminの記録は34.73km、累積標高+2,351mでした。
ちょうどトラサルディの顔の部分を省略したようなルート。他にも一部変更している。
スタート&ゴールは高尾ベースキャンプ
普段は高尾山口駅のコインロッカーと極楽湯を利用していた。
だけどこの時期は暑すぎて温泉に入ってられないのでほとんどシャワーで済ませていたので、もったいなかった。
対して高尾ベースキャンプはシャワーのみ。
荷物預かりとシャワーのセット770円で利用できる。
駅のコインロッカーが標準サイズで500円、極楽湯は土日料金1300円であることを考えるとかなりお得。
しかもシャワー上がりにはおいしいビール、料理を楽しめる。
もう1点オススメは高尾ベースキャンプのすぐ近くにセブンイレブンとファミリーマートがあるところ。
高尾山口駅構内のセブンイレブンとは異なりロードサイド型で店舗が大きいので事前・事後の補給に最適。
このコースの特徴は急登を3回繰り返した後、林道下り、車道走りが待ち構えているところ。
3回の急登は
1:日影沢〜城山 2.84km 、+422m、勾配14.8%
2:底沢登山口〜底沢峠 2.66km、+477m、勾配17.9%
3:陣馬山登山口〜陣馬山 2.13km、+429m、勾配20.1%
回を重ねるごとに勾配が急になるところがなんとも憎らしい。
しかも陣馬高原下〜陣馬山登山口まではゆるいロードの登りなので走らざるをえない。
ただしエイドは充実していて
城山、陣馬高原下、陣馬山、城山と程よい距離に4箇所ある。それぞれトイレ、売店あり。
ただし最初の城山〜底沢〜陣馬高原下の10km間は補給できないので注意したい。
それでは写真とともに雰囲気を。
朝ご飯は地元の駅ですませた。とんかつ松のやで玉子丼。大盛り460円。
味噌汁を豚汁に変えてこの価格。素晴らしいコスパ。
電車で1時間ほど移動。高尾山口駅からは徒歩5分もかからない距離に高尾ベースキャンプはある。
道路に出ず駐車場を横切ると近い。
ガラガラと大きなガラス戸を引いて入店。店舗のレジで受付、支払い。
シャワーと荷物預かりで770円。
荷物フダを受け取って準備。荷物を預けたらスタート。
登山口までは南浅川沿いの森の中をいく。ここはドボンもできるので帰りにカラダを冷やそう。
一度道路へ出て日影沢キャンプ場方面へ入る。
キャンプ場方面へ入った駐車場の右側が登山口なのだけど未だに正解がわかってない。こんなところをよじ登って登山スタート。合ってます?
しばらくは前述の急登が続く。途中に猛毒のカイエンダケがあった。初めて見た。厚労省のHPによると「毒性は強く,食べても,触っても毒である。死亡例あり」とのこと。触るのもやめましょうね。
急登をこなすと林道へ出る。そこから少しだけ登ると城山山頂につく。
山頂には景信小屋青木が移転して来ていて、あそこにいた犬たちに合うこともできる。白いイヌはマロンさん。たぶんお客さんの犬。モフモフ。
この先、道中が長いので水分などは補給しておきたい。
城山から小仏峠までおりて左折して底沢方面へ降りる。底沢へおりて車道に入っても自販機などはないのでご注意。
底沢登山口から2回目の急登。17.9%の勾配が2.6km続く。続いた先には底沢峠。ただの尾根上の交差点なのでなにもない。
少し尾根沿いを進み「陣馬高原下バス停」方面の標識が見えたら右折。
登った分と同じぐらい急な下りを下っていく。
登山道にはもうクリが落ちていた。早いなぁと思うけど、毎年この時期には「もうクリが落ちてるなあ」と思うのでこの時期に落ちるものなんだろう。
急登を終えると林道へ出る。途中川へ降りれるので沸騰しているカラダを冷やせる。
林道をしばらく走ると陣馬高原下バス停へ出る。
ここは自販機、蕎麦屋さん、トイレ、ベンチがあるのでしっかり休憩、補給可能だ。
一息つく。
今回の補給食はいつものとおりパン。
おおきなコッペマヨチーズ 158円、一袋で392kcal。
マーガリン入りレーズンバターロール138円、1個151kcalx4=604kcal。
どちらもめちゃくちゃコスパ、カロパが良い。レーズンバターロールなんて1個151カロリーだから、ほぼジェルと一緒。カロリーメイト1本よりハイカロリー。
カロリー高めだったけど後半バテた。トータル1000kcalだけだとさすがに少なすぎたか。
Garminによると消費カロリーは3,921。明らかに足りていない。
ちないに推定発汗量は5,223ml。5リットルて。
たしかに滝汗で全身びしょびしょだった。
手拭いで汗を拭くけどすでに手拭いもビチョビチョなのでなにをしているのかわからなくなる。
汗を拭いてるのか付けているのか。何をしているのだこれは。
陣馬高原下からはロードをじわじわ登り、3回目の急騰が待ち構える。
こちらは20.1%勾配が2.1km続く。
陣馬山頂にも売店、トイレがあり十分に補給できる。
なかでもシャーベットを食べられるのはこの時期ありがたい。
前回は地元のゆずシャーベットをいただいたので今回はサクレ。
レモンの輪切りがいいよね。
陣馬高原から城山まではメジャーな尾根沿いをゆく。城山まで補給が持たない場合は途中の景信山に寄るという手もある。今回は巻いた(パスした)。
城山からは林道下り+ロード走りが待っている。
下りの脚ってけっこう鍛えられないのでこういうところでしっかり走って脚を鍛えておきたい。
だけどこの日は暑さ&ベッテリー切れでぜんぜん脚が前に進まず、走っては歩いての繰り返しだった。まだまだ修行が足りん。
日影沢キャンプ場のにぎわいを横目に道路へ出てとぼとぼ走り高尾ベースキャンプへ到着。
シャワーを浴びてクラフトビールとアンチョビ枝豆をいただく。
極楽湯だとお風呂も食堂も混んでいるので、眼の前で注文してすぐ出てくるのは本当にありがたい。
今後の利用も増えそう。
利用したことがないかたは是非一度お試しあれ。
お疲れ様でした〜。