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2025.02.23の与太切川上流(下絵編)ーテンの足跡ー

(テンの下絵を載せていますが、内容はカモシカに遭遇したことです。)

先日描いたカモシカの親子。
1ヶ月ぶりに同じ場所を訪れたが、その親子には会えなかった。
しかし、別のカモシカに出会うことができた(2/28 11:06)。

ササをモサモサと食べているその個体は、かなりの高齢で、角の年輪を数えると10回以上の冬を越えているようだった。

ゆっくり近づくと顔を上げ、こちらを観察し始める。
なかなか逃げない。
「これ以上近づいたら絶対逃げられる……」
そう思いながらも、優しく話しかけながら少しずつ距離を詰めてみる。
2mほどまで近づいたが、それでも逃げなかった。

逃げないというより、逃げられないのか……?
10年以上、日々さまざまな危険を回避し、生き延びてきた個体が、不気味に話しかけながら近寄ってくる二足歩行の動物に危険を感じない訳がない。

足を怪我しているのだろうか。
しかし、近づく前に彼の歩く姿を確認したが、特に足の運び方に違和感はなかった。

さすがに2mという距離は近すぎる。
写真を撮ってからそっと距離をとり、静かにその場を離れることにした。

この個体は、先日みたカモシカの父親なのだろうか。
それとも、他に若い個体がいるのかもしれない。
また会えたらいいな、と思う。


今週はテンの下絵を描いた。
来週からは色を塗っていこう。

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