醍醐味は人それぞれ
たとえば、車を造る時、
デザインを考えるのが好きな人もいれば、
素材にとことんこだわりたい人もいる。
細部を寸部の狂いもなく組み立てるのが好きな人もいるし、
色を重要視する人も、乗り心地が一番大事な人も、
安全第一の人もいる。
いくつか重なる部分はあっても
全部をすべて完璧にというのは一人では難しい。
学校教育は、このすべてを一人で満遍なく
そこそこできるように考えられているケド
それぞれがどれか一つをトコトン突き詰めて、
互いに満足いくもの同士を組み合わせながら造り上げていけば、
それぞれが充足感を感じながら自信を持って前に進めるのに・・・
新年度が始まると、各クラスのシンボルやら自己紹介やら、例年のテンプレがありますが、絵を描くのが得意な子もいれば、絵は苦手だけどアイデアがどんどん湧いてくるタイプの子もいる。
自分と周りの人の持ち味を認識して、それぞれの得手不得手を活かしながらタッグを組んで協力する。
「一人一人がそれなりにカタチにできれば良い」ではなく、
「チームでそれぞれの強みを活かして創り上げていく」という
経験をもっとたくさん積める場になればいいのにな・・・
と、子どもの久々の宿題を見ながら感じました。