見出し画像

ボディスキーマ と わたしの断捨リズム



ボディスキーマって?

ボディスキーマは、脳内の身体地図であり、自分の身体の境界を認知する機能です。
たとえば、幻肢痛で失った身体の痛みを感じるのもこの感覚です。
また、自分の身体とその周囲を一体として感じる能力でもあります。
道具を使ったり、特定の空間にいるとき、その空間が自分の一部のように感じる。これは、身体の境界を超えた認識です。

この知識を得て、とても驚きました!
私は物心ついたころから、この感覚をよく味わってきていました。
物や部屋、車を自分と同一化する感覚。愛車と運転中、これが高じると制御不能になりそうで恐いので、運転はできるだけ近場で、高速道路や長距離は回避しています。
まさに「身体の拡張」や「環境の一体感」と呼ばれるもので、思い当たることだらけでした。


物とわたし、一体感の秘密

なるほど、だからなのかぁと合点がいきました。
家の中を整えること、要・不要の取捨選択に関して、見せてとか教えてと言われるほど好きで苦じゃないのは、私が家を自分の身体と思っているからなんだ。
毎日お風呂に入りたいように、毎月模様替えをしてリフレッシュしたい。
口の周りにケチャップを付けたままで居たくないように、不必要なものはサッサと片づけたいのです。

最近は、キッチンの一角にビン缶ペットボトル用のゴミ箱を置いてあったのが気になって、少し前に撤去、今は直接外のゴミ箱に入れに行くようにしています。
これも、身体の延長としての感覚の表れなのかも。


断捨離はココロの新陳代謝

よく聞く「いつか使うかも案件」で断捨離が進まない問題も、私にとっては賞味期限切れの食材を食べない方が良い感覚で、パッパと選別できるのかもしれません。
どんどんモノを減らしたくなっているし、少なくなると気持ちが良いのは、身体スリム化成功と同じだからなのか。
だったら実際ダイエットすればいいのに…それはまた別の問題の別の症状なのかしら?ぼちぼちやります…


家もじぶんのカラダ

この感覚は、身体と環境の調和が求められるアスリートや音楽家などに顕著に現れるそうで、促進する要素はこのようなことです。

  • 体感: 身体の動きや位置を実際に感じること。

  • 五感: 視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚を通じた情報が身体認識に影響を与えます。

  • 意識: 自分の身体に対する意識が高まることで、ボディスキーマが強化されます。

  • 慣れ: 特定の動作や環境に慣れることで、身体の使い方がスムーズになります。

  • 没入感: 活動に深く没入することで、身体の感覚がより明確になります。

それぞれの相互作用で、ボディスキーマを豊かにしてくれるということなので、断捨離に活かすとしたら、次のようになるのかな。

  1. Baby Stepで日々少しずつ手をつける。

  2. その際、ココロの感じ方にフォーカスし、心地良さを捉え続ける。

  3. 作業後の場所を眺めて爽快さを味わう。


五感を超えた感覚

断捨離で、家を神社・パワースポットにするというと、すごく大きなことに聞こえますが、ボディスキーマを知って、毎日お風呂に入って身体を清潔に保とうというのと同じなんだと改めて感心しました。

科学的観点からボディスキーマの特徴が解明され、スピリチュアル・オカルト的なものとは別視点のようでいて、その要素は意識や感覚なのも面白いなぁと思いました。

今回も、科学が後追いで証明しているような気がして、ゴールは魂やハートといった形無いものなんだろうなと感じました。
心身の感覚を意識しながらの断捨離は、目的を越え、五感を超えた感覚を目覚めさせるきっかけになるように思えてワクワクします。



いいなと思ったら応援しよう!