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【女の敵は女】私が出会った意地悪な女~職場編2⃣~

私は何度か転職したので、いろんな職場でたくさんの人に出会いました。

私がそういう星周りの元に生まれているのかもしれませんが、同期や、同僚に強烈な人が多くて、どの職場でも人間関係に苦労しました。

転職って、ちょっとしたギャンブル。職場の雰囲気や同僚の性格なんかは、一緒に働いてみないと分かりません。

私の転職先にいたやばいヤツ。

今回は同僚一人の話ではなく、会社全体やばかった、という話を聞いてください…。

▼新卒の時に出会った、ヤバい女の話▼


忠告

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海外での仕事を終え、日本へ帰国した年。
私は、日本で職探しをしていました。

「海外での経験もあるから、ちょっと強気に行ってみよう」と、給料にこだわって転職活動をしていました。

頼りになる転職エージェントさんから、ある会社の本社勤務の仕事をおススメいただきました。給料も良く、ご縁があり、二次面接に呼んでいただけました。

人事部の部長との二次面接。圧迫面接のようないや~な感じの質問をじりじりとされました。

すると、人事部長が最後に「〇〇(私の本名)さんが配属される予定のチームには、T主任しかいません。入社が決まれば、T主任と〇〇さんの2人きりで仕事をすることになります。このT主任がちょっと厄介な人なんだけど、大丈夫かな?もちろん、仕事はすごくできるんだけど。」

え…。

面接で、人事の部長がそんな風に聞くのってアリ?と思いながらも、彼のじりじりした話し方に若干イラついており、強気に答えました。

「一緒に働いてみないと、何とも言えません。」

この忠告が気になりすぎて、面接が終わってからもモヤモヤしていました。最終面接に呼ばれた時は、嬉しいというよりも戸惑いを感じました。

人間関係で苦労すると分かっていて、それでもその職場に飛び込んでいくのか…?

不安を払しょくするためにも、面接時T主任と話す機会をいただきました。

現れたT主任は、私の予想とは全然違うタイプの人でした。

小柄で色白で、真面目そうな方で、厄介そうには見えない人でした。無駄なく率直にお話され、私の履歴書にもいろいろメモを書いていただいていて、熱心に質問をしてくれました。

T主任に直接お会いすることで、何となく希望を見出した私。忠告は気になりましたが、せっかくのご縁です。この会社で働くことに決めました。

現実/仕事面

結果から言うと、T主任と働いた期間はただストレスでした。

始業時間が過ぎても、自席に戻らず、トイレでメイクをしていたり、コーヒーを買いに行く。

期限ぎりぎりまで仕事を自分一人で抱えて、納期の1日前に私に振ってくる。

彼女が始業時間中席にいないもんだから、毎日定時+2時間の残業を強いらる。

彼女の指示に従っただけなのに、直属の上司や他部署の部長から、私がお叱りを受ける、などなど。

確かに人事部長がおっしゃった通り、仕事はバリバリやっていました。彼女は、会計知識もあり、海外で営業の仕事もされていたので、いろんな観点から話ができたのです。

彼女の性格を知らない他部署の方々からは、仕事ができると思われていました。

でも、時間にルーズだったり、自分のことしか考えない仕事の進め方を見て、社会人の基本ができていないと思いました。

働いている間は、彼女にずっと振り回されていました。

1人になるのが嫌なようで、お昼の時間も彼女と過ごさなければなりませんでした。よく「一緒に帰りましょう」とも言われました。

ある日、「帰る前にトイレに行きたいので、エレベーターで待ち合わせしましょう」と言われました。

私は少しでも早く帰りたかったのに、15分経っても彼女はトイレから帰ってこない。

トイレに見に行ってみると、営業を管轄している部署の人達とのおしゃべりに興じていて、私を待たせていることを忘れていたようです。

「先に帰ってください」と言われました。

そうやって、彼女中心に物事が進んで、月日が流れていきました。

現実/プライベート

私が入社した頃、T主任には遠距離恋愛中の彼がいました。さも結婚間近かのような話をしていましたが、話を聞いてから1か月もしないうちに別れてしまいました。

それから、マッチングアプリを使い始めたり、仕事の取引先の人達と、関係を持ち始めました。

1人が本当に嫌だったのだと思います。

恋愛がうまく行っている時は良いのですが、うまく行っていない時が悲惨でした。

うまく行っている時は、定時で帰り、私にも笑顔を見せてくれるという変わりよう。仕事中も冗談を言うようになり、私が失敗をしても「大丈夫大丈夫~」と流してくれます。

一方、うまく行っていないと、機嫌は悪いわ、仕事中でも誰かに私用の電話をかけて2時間以上自席に戻ってこないということがよくありました。彼女がいないと、私の仕事は一つも前に進まないので、とても困りました。

どの関係も、長くは続きませんでした。

仕舞いには、社内の人間と不倫関係にまで発展し、役員の間でも噂になっていたようです。

そんな彼女の姿を、直属の上司だけでなく、みんなが見ていたはずです。なのに、彼女には、誰も何も言いませんでした。

彼女を野放しにさせている上司や会社が、本当に不思議でした。

上司への違和感

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T主任と私の直属の上司は、我々の部の部長と、会社役員を掛け持ちしていました。タイトルから既に、その人のすごさを感じました。白髪で、面接のときも優しそうに笑っていらしたので、優しいおじさんのイメージを持っていました。

しかし、T主任は、この部長のことをとても嫌っていました。「口だけで何にもしない!」と。

確かに、この部長もなかなかの曲者でした。仕事をしているっぽくて、何にもしてなかったり、難しい言葉ばかり使って、結局何が話したいのかよくわからなかったり。

部長がT主任に無茶ブリして、T主任が私に無茶ブリをしてきた仕事をしていて、深夜を回ってしまったことがありました。すると、翌日メールで「勝手な深夜までの残業は、今後止めてください」と、一方的に叱られました。

形式上、社員に注意しなければいけないのはわかりますが、あなたのために仕事をしたのに「ありがとう」、「お疲れ様」を最初に言ってくれてもいいんじゃないか、と思ってしまいました。私が期待しすぎだったんでしょうが…。

部長は、私にはもちろん、T主任にも、感謝や労いの言葉は一切言いませんでした。T主任は仕事が大好きだから、彼女なりに良いアイディアをたくさん出していたのに、部長が全く評価しないので、彼女を不憫に感じることもありました。

部長は、優しい雰囲気を持っていましたが、それは表の顔で、T主任と私にはいつも難しい顔をしていました。私は次第に、部長に対して恐怖心をもつようにすらなり、私の席の後ろを彼が通るだけで、おなかの下にきゅっと力が入りました。

だから、部長に「辞めたい」と言えるまでに、本当に時間がかかりました。入社当時から辞めたいとは思っていましたが、部長に退職の意志を伝えるのが怖すぎて、ずっと先延ばしにしていました。

上司への違和感 - 2

この会社の社長は、ビジネスセンスがある人なんでしょう。起業してから短期間で、会社を大きくした人でした。

私が入社した頃から、社長の夢をかなえるための大きなプロジェクトが始動しており、そのためにたくさんの人たちが、通常業務+@の仕事をこなしていました。

何日も何週間も何カ月も、朝1番に会社に来て、夜最後に帰る。このプロジェクトに絡んだ部署では、そんな部長や、社員が何名もいました。会社のために、社長のために、一つの目標に向かって頑張っていることは、新人の私ですら分かりました。

無事、プロジェクトが成功した日、社長から直々にご挨拶がありました。

社長はべらべらと、企業した頃の話を始めました。

しかし、社員への感謝の言葉はないまま、挨拶が終わりました。

さすがの私も、「嘘でしょ…」と思いました。

まず社員への感謝じゃないんですか?社員への労いの言葉はないんですか?

そんな社長の姿に、正直がっかりしました。でも、プロジェクトにかかわった人たちはもっとがっかりしたと思います。

上司への違和感 - 3

この会社では、一年に一度、成績優秀な営業職の功績をたたえる、表彰式を開催していました。

表彰式は通常、どこかのホテルのボールルームを貸し切ってやっているのですが、コロナの影響でオンライン配信に。

家で見させてくれればいいのに、わざわざ土曜日に本社まで出社させられて、オンライン配信を見ることになりました。

まず、成績優秀だった若年社員のスピーチから始まりました。若々しいイキイキとしたスピーチが終わりに近づいた頃。

「…今後とも、ご指導ご鞭撻のほど何卒なにそつよろしくお願いいたします。」と言ったのです。

え、なにそつ…?

開いた口がふさがりませんでした。

事前に準備したスピーチのはずなのに、誰も彼女のスピーチを確認していないなんて、驚きでした。

表彰式は、どんどんふざけた演出になっていきました。

役員たちは酒を飲み始め、悪ノリを始めました。よくお笑い番組でみる、顔にパイを投げたり、お金を懸けだしたり私は貴重な土曜日に、何をしているんだと悲しくなりました。私だけではなく、本社にいた周りの社員の雰囲気も、かなり冷め切っていました。

営業職の日々の苦労は確かに労うべきですが、本社の社員だって頑張っている。お昼の配信だったにも関わらず、本社の人間には差し入れの1つもなく、大雨の中休日出社させて、くだらない垂れ流し配信を見せられている…。

T主任だけでなく、会社自体にも疑問を抱き、ついに会社を辞めることにしました。

転職って…?

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この会社は、私以外にも人の出入りが多かったです。社員だけなく、管理職クラスの人も、入社しては1年も経たないうちに退職する、ということが続出していました。

これを聞いただけでも、「やばい会社なんだろうな」というのが分かっていただけるかと思います。

だから、私はあの会社を辞めて、本当に良かったと思っています。部長の顔色をうかがいながらも、「辞めます」と言えた自分を褒めたいです。ベストチョイスだったと思います。でも、あの時の経験が強烈で、今でもあの職場のことを夢で見ることがあります。

会社を辞めるメリット、デメリットを検討して考えても、どちらも同じくらいあって、よくわかりません。会社に行くのが苦痛という気持ちを、お給料とを天秤にかけるのは難しいですよね。

それに、「石の上にも3年」と言われ、日本では少しでも長く一つのことをやり続けることが良いとされている。そんな考えの方が多い中、会社を辞めるって、とっても勇気がいることですよね。

でも、あなたのことがわかるのは、あなただけです。あなたの限界ポイントがどこなのかー心があとちょっとではちきれそうなのか、もう少し踏ん張れる余裕があるのか。

結局、ご自身の心と体が健康でいられるかどうかが全てだと思います。何とか3年間会社を続けたとしても、あなたが壊れてしまえば、意味がないんです。

よほどの悪徳企業でない限り、ご自身の意志で辞めることができると思うので、辞めるのは意外に簡単です。

だからこそ、退職の意志を周りに伝える前に、しっかりご自身と向かい合ってみることをおススメします。家族や友達の意見も聞いてみましょう。きっと同じような経験があるはずです。

読んでくださって、ありがとうございました。

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