【今さら】Facebookアカウントでなりすましに遭った日

現在

午後にあった予定がキャンセルになり、ラッキー！と思い、家でゆっくーり辛ラーメンを食べながら、韓国ドラマを見ていました。

すると、学生時代の友人から、メッセンジャーにメッセージが届きました。

「怖いよ、このメール！」

なになに？と思って読むと、数分前、私が彼に、「このビデオに映ってるの君?😰」と書かれたメッセージを送っていたようです。メッセージは私が気づかぬ間に、しかもフランス語で書いてありました。

メッセージの下には、リンクが貼られていました。

不審に思った友人は、変なリンクはクリックせず、すぐに怖いよ！と知らせてくれたのです。

そして、知人からも「乗っ取られてますよ」と忠告のメッセージが。正確には「なりすまし」なんでしょうか。

何を隠そう、2週間前に全く同じようなメッセージがこの知人から送られてきて、うっかりリンクをクリックしてしまったのでした。

メッセージを開いたついでに、さっと携帯の画面を触ってしまったようです。
すぐに気づいて、急いで取り消したんですが、遅かった。ほんの数秒だったと思うのですが…。

他にも数名が、このメッセージを受信していたようです。

初めてのことで、どうしたらいいのかわからず、メッセンジャーのログアウトの仕方さえわからなかったので、何が起こったかをタイムラインに書き込んで親戚、知人、友人に注意を促し、パスワードを変えました。
もちろん、変なメッセージが届いた方々には、直接お詫びのメッセージを送りました。

「このメッセージが、本当に私から送られてるって、どう証明できるんだろう」と思いながらも、友人知人が信じてくれることを願うしかありませんした。
しかし、メッセージを書けば書くほど、うさんく思えました笑。

アクティブになっているデバイスを確認すると、私が使用中の携帯電話の他に、全然知らないサムスンの携帯が表示されていました。

ひぇっとなって、全てのデバイスからログアウトし、もう一度パスワードを変えることにしました。
ログインする時も、2段階で確認するように設定し、多分これで安心…？

めったにFacebookなんか使わないのに、なんでこんなにめんどくさいんだ！

Facebookと連携してるアプリやアカウントもないはずなので、これ以上何もないとは思うのですが、なんだかとても気持ち悪いです。

私だけの被害で済めばいいけど、知り合いになんかあったら最悪です。
週のはじめから、いやーなスタートでした。

1990年代

今見ているSeinfeldというシトコムでは、1990年代のアメリカ、ニューヨークが舞台です。

当時は、固定電話が主流でした。友人に連絡を取りたい時は、固定電話から相手の家の電話に電話をかけなければなりませんでした。

それに、固定電話にはアンテナがついてました。着信があるたびに、そのアンテナをのばすんです。

あるいは、公衆電話や、レストランやカフェにある備え付けの電話を使わなけらばなりませんでした。

電話をかけるには、小銭が何枚も何枚も必要です。持ち歩かなければなりません。

90年代、一般家庭に携帯電話は普及していませんでした。今のように、1人一台なんてありえない！
一度主人公のジェリーが車に携帯電話を置いていましたが、今より大きくて、固定電話の子機みたいでした。それに、話すときはアンテナをぴんと伸ばすんです。

携帯電話がない時代ならではのストーリー展開で、待ち合わせ一つするのも、すれ違いが続いてしまいます。

例えば、ジェリーと友達がみんなで山小屋に出かけるというエピソード。
山小屋までの行き方を知っている友人達と、知らないジェリー達が別々の車に乗っており、ジェリーが友人の車を見失ってしまいます。

携帯電話があれば、すぐ連絡を取ってどこかで待ち合わせもできたでしょう。あるいは、Googleマップで自分たちがどこにいるかも確認できたと思います。

視聴しながら、夫と「今じゃ考えられない話だね」とよく話しています。

一つで何役もこなしてくれる携帯電話なので、無かったらめちゃくちゃ不便ですよね。

目覚ましも時計買わないし、普通の時計にスヌーズ機能なんてあるのかしら。
電話番号も覚えるか、紙に書いてなきゃだし、地図が読めないから絶対どこ行くにも迷うだろうな…。

携帯電話がある時代 vs ない時代

現代は、生活と携帯電話が深くつながっています。

衛生パスだって携帯番号に紐づいてますし、ビザや住所の登録も、携帯電話の番号がなければ始まりません。

でも今回の乗っ取り事件のことで、携帯電話が普及し、SNSが生活に浸透する前の、シンプルな時代も悪く無かったなと思いました。

のっとり、なりすまし、ハッキングなどなど…。

携帯電話を所有したおかげで、不要な煩わしさや心配事は増えました。
「今更、何を言ってるんだよお嬢さん」と思われた方もいるかもしれませんが、初めて心の底からそう実感しました…。

明日は、今日みたいに変なことが起こらないといいな。
読んでいただいて、ありがとうございました。