【Portivy滞在記】食べて食べて、また食べて
フランス人にとっての夏
7月。フランスはバカンスの季節です。
祝日が日本より少ないフランスでは、
バカンスがとっても重要です。
年が明けてすぐ1月から、
「今年はいつバカンスを取るか」が話し合われます。
夏休み、フランスの子供たちは宿題がないそうで、
これまで学んだことを忘れさせないためにも、
書店で売っている(ゲーム感覚でできるような)問題集を
それぞれのご家庭で準備するそうです。
学校では提供してくれないんですね。
私の夏休みの宿題の量や自由研究の話を聞いて、
夫はとても驚いていました。
私たちがバカンスを過ごした場所
夫は小さい頃からずっと、
ブルターニュ地方のPortivyという街にある
義母のサマーハウスで、夏を過ごしました。
義母のサマーハウスがあるのは、
こんな辺鄙な所。
周りが海に囲まれているので、
夫や義兄、いとこたちにはそれぞれお気に入りの
ビーチがあるのです。
ニースやマルセイユの海は、砂浜ではなく
大きな石ころがごろごろしていました。
が、こちらの海は、さらっさらの砂浜で
足を砂浜に埋めるだけでも、
すごくリラックスした気分になれました。
甥っ子たちも永遠と、砂遊びを楽しんでいました。
昨年からちょこちょこアジア人も見かけますが、
ほぼ(私の肌感覚だと95%)白人しかいません笑。
みんなだいたい金髪で、良く日に焼けていて、
足がながーい。
RoxyとかサーフブランドのCMに出てきそう笑。
夏の間は、避暑地として多くの人が
キャンプやマリンスポーツをするために
この地を訪れます。
日中も海風のおかげで過ごしやすく、
夜はセーターなどを着ないと寒いくらい。
一方、冬は天気が悪く、とっても寒いので、
観光客はほとんど来ません。
海もめっちゃ荒れるそう。
暖房を使うと高額な電気代がかかるので、
義母もほとんど冬はそこで過ごさないそうです。
そういう理由からか、
せっかく美しい景色があるのに(少なくとも夏は)
昔ならではのおうちは
みんな窓が小さいのかもしれません。
私たちが住んでいる街では、
赤茶色っぽいレンガが使われていますが、
地域によって、建築の方法が違うのは
日本でも同じですよね。
この場所の魅力
美しいビーチや自然に加え、
ブルターニュ地方にはおいしいものが多い!
チーズやバター、ハム、
塩バターキャラメル(日本人がオーナーのお店も
あったそうな)やクイニーアマンなどなど…。
小さい街でもスーパーがありますが、
やっぱり新鮮な食材はマルシェで調達します。
私たちがいつも立ち寄るのは、
近くの港などでのマルシェに来る、
トラックでクレープやガレットを売っているお店。
めちゃくちゃおいしいので、トラックの前には
いつも長い列ができています。
その場で食べなくても、ご家庭で温めて食べられるように
クレープ、ガレットの皮だけも販売しています。
このお店のマダムは、商売っ気はないし、
あんまり愛想も良くないけど(笑顔がないだけ)、
おいしいからみんなそこで
クレープやガレットを買います。
義母もいつも事前に電話予約して、
マルシェの日にピックアップに行きます。
フランスのクレープは、
日本のモチモチクレープとは違って、
パリパリしていて、中身も相当シンプル。
私のお気に入りは、バターと砂糖のクレープなんですが、
本当に絶品です。
たくさんのものを加えなくても、
現地の牛乳や卵を使っているからか、
とてもおいしいです。
他に必ず買うものは、果物ならメロンです。
とても甘くて、ジューシーで、安い!
夫が日本にいるとき、
メロンが高すぎる💦😱と驚いていましたが、
フランスでは、夕張メロン並みの甘さのメロンを
(もちろんサイズは劣りますが)
1つ2ユーロ位で手に入れられるのです。
他にも…
最後は新鮮な野菜で義母が作ってくれた
絶品のラタトゥイユ❤️💚
脈絡のない食レポ?になっちゃいましたが💦
2週間美食の街を堪能しました🍽
【余談】チーズについて
私が固形のチーズを初めて口にしたのは、
多分10代の頃で、
Kiriとか6ピース入りの三角チーズ(プロセスチーズ?)が
初めてだと思います
(でもKiriはチーズちゃうって言われたしなぁ)。
▼その時の記事はこちら
クリーミーな―チーズは大好きですが、
固いコンテチーズや、匂いの強いモノは全く食べません。
食べれるのはだいたい、カマンベールやブリーなどです。
※匂いがあって柔らかい=食べ頃のおいしいチーズらしいですが、
私は無理です。
しかし、やはりチーズが有名なフランスでは、
小さい頃からチーズに慣れ親しんでいます。
姪っ子(2)はチーズ愛が強すぎて、
食事の後は必ず「フロマージュ!!!!」と叫びます。
機嫌を損ねて号泣していても、
「チーズ食べる?」と言うと、すぐ泣き止みます。
「え?朝から?ええの?うん、食べる食べる」
って感じ笑。
切っても切っても「もっと!!!」とねだられます。
しかも、私のような初心者向けの、
においの少ないクリーミーなチーズだけではなく、
匂いの強いチーズもじゃんじゃか食べます。
「パンにつけて食べなさい」と言われても、
チーズ単体だけをひたすら食べます。
おなか、大丈夫か…!?と少し心配になります。
こちらに住む日本人のママさんに聞いたんですが、
保育園で、お昼にチーズが出ることもあるそうです。
そのママさん曰く
「私も食べたことなかったのに、
知らん間に娘が保育園でヤギのチーズ食べてた」
とのこと。
さすがチーズの国!
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