【実体験5カ月】平均的会社員が独立して月収100万円を達成するまでの軌跡【キャリア】
こんにちは、まじこじまです。突然ですが、皆さんはこの2つの写真を見てどちらの方が「仕事できそう」と思いますか?
これは僕の実際の写真です。ちょっと撮影した時の年齢が違うんですが、どちらも仕事に応募する時に使った写真です。
多分ですけど、左側の写真の方が仕事に関しては「できそう」な印象を受けたんじゃないでしょうか。
今回は僕がサラリーマンを辞めて独立し、月収100万円を達成するまでの実体験を話していきます。
僕が最後に会社勤めをしていた時は、年収630万円、手取り30万円でした。
そこから独立して、月収100万円を達成するまでにかかった時間は5カ月間。
この収入アップまでの軌跡について、Instagramでは簡単に5カ月間やったことだけをまとめてリール動画にしているんですが、当時の僕がどんなことを考えて、どんな行動を起こして、この結果に至ったのか?を詳しく書いていきます。
Instagramの投稿内容の「ノーカット版」みたいな感じの内容になるので、簡単に内容だけ知りたいという方はリール動画をチェックしてみてください。
逆に、InstagramやYoutubeから飛んできた方は「もっと詳しく読みたい!という方だと思います。
ただ、当然こうした収入がどうの、という内容には疑いの目が向けられてしかるべきだと思います。SNSを始めるとやたらと詐欺師が声をかけてくる世の中なので、こちらのnoteには実際に給与明細の画像を公開したいと思います。興味がある方はぜひ中身を覗いていってください。
(このテーマの記事は全5回を予定しています。5回目の記事のおまけとして掲載予定なので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです)
※独立準備の所から読みたい方は8/21にUP予定の③から読むのがおススメ!
①給与交渉(~会社員時代~)
みなさんは、自分の会社(上司や人事)とストレートに給与交渉したことがあるでしょうか?
よく「転職者は自分で交渉しないと給与が上がっていかない」という話を耳にしますが、僕はこれについて結構懐疑的に見ています。
なぜかというと、自分自身の体験として、絶対の根拠を持ってズバリで給与交渉しても上がることは無かったし、今自分が人事制度関連のコンサルティングに携わるようになって一層難しいと思うようになったからです。
もちろん、不可能というわけではありませんが交渉によって給与がUPできるかどうかは、勤めている会社としての「前提条件」があるということがわかってきました。その条件というのがこちらです。
給与が交渉で上がるかどうかの大前提条件
ちなみに、この条件は上場企業などの基盤が整った会社であればあるほど難しくなります。
あなたがどれだけ活躍していたり、あなたがどれだけ上司に評価されていようとも「あなた1人のために人事制度を曲げられるかどうか」というのが実際に待遇を改善するためのハードルになるからです。
交渉相手による影響範囲のハナシ
ここから先は一般的な会社の話になりますが
「部門長レベル」で言えば、あなたの今期の人事考課の点数を高くしてボーナスの査定を良くしたり、昇進・昇格が早くなるよう計らったりすることはできますが、あなたの基本給やその他手当を一存でどうにかすることは基本的にはできません。
☞即、給与UPは難しい。便宜をはかってくれるレベルだが、保証はない。
なぜなら他の部門の他の優秀な方も当然、推薦されるし贔屓はできないし、あなたの上司の影響力にもよります。
ちなみに「給料上がらないなら辞めます」は効果ナシ。
上司が人事考課の打ち合わせで
「部下の○○が給料上がらないなら辞めると言ってるので、何とか上げてやって欲しいんですが…」
と発言したらどうでしょう?
「お前のマネジメントはどうなってるんだ?」
と更に怒られるだけなのが想像つきませんか?
「人事部長レベル」で言ってもほぼ同じで、優秀な人材を逃がさないように制度の改善や福利厚生の見直しなどを検討することはできますが、あなたの基本給やその他手当を一存でどうにかすることはできません。よって、あなたの交渉は「貴重な意見として今後のために受け止めておきます」という回答を得られるのがせいぜいです。
社長や役員のひとことで、社員の待遇をいかようにもできるという会社はありますが、規模の大きい会社や上場している会社はあまりこの類のことが実行できる環境にはありません。
なぜかというと、組織が大きくなればなるほど人事評価には「公平さ」や「透明性」が求められるからです。
上場しているかどうかが関係するのは、株式を上場する際には会社としての基盤が整っているかどうか、会社の各種規定や実態に外部監査が入るため、創業者のワンマン体制で大きくなってきた組織であっても一定の基盤整備が行われるからです。
僕の居た会社の例で言えば、あまり詳しくは書けませんが「社員級の昇格に当たっては現在の職務級に就いてから2年以上継続して通年に1度の人事評価において優秀な成績を残していること」という規定がありました。
これを簡単に嚙み砕いていえば、どれだけ優秀だろうと3年に1回しか昇格はできないよということです。
もちろん、この制度を見て「イケてない」と思う方も多いかもしれません。
ただ、例えば営業マンで言えば市場全体の拡大やたまたま振り当てられた客先の景気が良くて瞬間風速で成績が良くなることだってあるし、環境や周囲の同僚などのバランスが変わっても同じように成果を出せるかどうかを見て昇格を決めるというのは組織にとって必要な慎重さかもしれません。
ただ、働く会社員として人によってはこれじゃモチベーション上がらないよというのも無理はないですし、何より2020年のコロナショックの後に始まった、物価の急激な上昇で苦しむ我々にとっては、「早く給料を上げてもらわないと生活が苦しくなる一方だ」というのが本音ですよね。
僕は結局、給与交渉したけど上がらなかったです。
当時新規のコンサルティング事業を1人で立ち上げして、売上と成功事例を作り、セミナーを企画して登壇し、後進のコンサルタントを育成するための研修を実施。
この新規事業は会社の中期経営計画にも乗ったりして注目度も高いだけでなく、自分にかかっているコスト以上の価格で自分のコンサルティングが売れていたので交渉の余地は十分にあったはずですが、結局のところ
というオチでした。重ねて付け加えると、この会社は昇格したところで昇格した年の給料は別に上がらないという規定なので昇格自体にもあまり意味はありません。(もちろん、長~い目でみれば意味はあります)
世の中で起きている賃上げは本当なの?
大企業が賃金を上げたとか、トヨタのボーナスが最高水準だったとか、そういうニュースが聞こえていても一方で
というのが実態じゃないでしょうか。実際、僕の勤めていた会社もそうでした。そして、賃上げ交渉に1人臨んでも追い返されるのが落ちでした。
だって「給与は人事制度で決まるから。そして人事制度は簡単に変えられるもんでもないから」ですもの。
事実、世の中の会社のうち大半を占める中小企業と大企業の間では、賃上げの進み具合に大きな格差が生まれています。
そもそも、春闘とかで賃上げ交渉を従業員の代表として行ってくれるような「労働組合」が存在して機能している会社の方が少数派なのではないでしょうか?いかがでしょう。皆さんの給与は上がってますか?
ちょっと暗い話題になってしまいましたが、これが僕の直面した現実です。
転職エージェントのCMを見ていると、収入UPが簡単なように思えてしまいますが、現実はそう簡単ではありません。実際、年収800万~などの求人は確かにゴロゴロ出ていますが、「会社員やっててそんな実績やスキルどうやって身に着けるんだ?」という条件も多いのが現実。
というのが殆どです。こうした中で、転職・給与UPの交渉と会社員の枠組みの中でもがいた結果どうなるのかをUPしていくので、よかったら続きの記事も読んでいただければ幸いです。
全5回の予定タイトル
①給与交渉(~会社員時代~)☜この記事はココ!
②転職の失敗と人生の荒波
③独立して月収100万円獲得までの実録5カ月
④詳細と振り返り
⑤さいごに…籠の中から飛び出すために
※おまけ(明細公開)
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