見出し画像

転勤にまつわる体験談(退職を決意するほどネガティブなのか?ほか2選)

こんにちは、まじこじまです。
今日は何かと忙しく、またちょっと肉体的な疲労があって頭が回らないので考えなくてもかける100%自分の体験談を書こうと思います。
(手抜きともいう)

今日のテーマは転勤ですが、世の中ではあまり転勤は歓迎されない風潮があるようです。私は転勤経験は人間としての幅や人生の楽しみを増やしてくれるものと考えていますが、世の中の多数の人は転勤への意識はネガティブが勝つようです。

転勤に関する意識調査の結果

こちらエン・ジャパンさんが転勤についての意識調査をした結果が出ています。

こちらのサイトから引用させていただきますが転勤は多くの人にとってネガティブなようです。
転勤の辞令が出た場合に退職を考えるきっかけになるかどうか?という問いについて、半数以上の人が「なる」「ややなる」と回答している模様。

年代別では、30代がトップです。これはおそらくですが、結婚や育児などといったライフイベントとの関わりが大きいと思います。

男女別での分布がこちら。女性の方が転勤に対するネガティブ度合が大きいようで、転勤の辞令が出た場合に退職を考えるキッカケに50%が「なる」と回答、「ややなる」を合わせると75%にも上ります。

最後に、転勤の辞令を受けて実際に退職したことがありますか?という問いに対する回答がこちら。なんと「ある」が31%。

これは非常に由々しき問題で、私が人事だったら相当に頭を悩ませます。
転勤を命じる必要性があっても、それを告げたら30%くらいの確率で辞められてしまうかも…なんて思ったら。。。

ただ、これはあくまでも意識調査・アンケートの結果で何のプレッシャーもない状況での調査ですから、あまり鵜呑みにしてもいけないとは思いますが、実際20代の時なら身軽に動けても、結婚・出産・育児・親の介護などの事情から自由にとはいかない人も多いと推察します。


転勤にまつわる仰天エピソード2つ

転勤に対して私が衝撃的と感じたエピソードは2つ。

①配属地が気に要らないから辞める後輩

新卒で入社したLIONで働いていた時のこと。

地元で仕事がしたかったのに、仙台配属にならなかったから辞めてUターン就職します

と言って辞めて行った入社1年目の後輩の女の子を見た時はさすがに開いた口が塞がりませんでした。

そんなら何で最初から地元の会社に就職せんかったん?

なぜ君は…東京に本社があるJTCに高倍率で就職を勝ち取っておいて…?

てか、うちの会社は全員転勤可の総合職として採用しているのだから、それは入社前に確認しておくか自分で折り合いをつけておくべき事項ではないのか?としか思えませんでした。

「話が違うよ」と会社から従業員に言いたくなるパターンですね。

まぁ、自分も経験がありますが退職の理由なんて周囲には本音はなかなか語らないもの

ただ、地元で働きたいならそもそも最初から地元で就職活動した方が効率が良かったのではと思いますし、別にそんな責任を個人が負う義理もへったくれも無いのですが

「1万人以上の他の応募者を蹴落として入社している」

という事実があるわけで、彼女を採用する決断をした人事はじめ上層部の人間も非常に心苦しく思うかなと考えてしまいます。祈られた応募者にとっては悔しいですよね。

まぁ、キャリア選択は個人の自由なんですけど。
ただいくら入社面接では「頑張ります!」と言い張るのも大事とはいえ、

自分が本当に譲れない部分があるのであれば、そこを嘘ついて内定をもぎ取っても両者ともにアンハッピーな結果にしかならないのではないかなと感じた次第です。

あとは忖度せずに私の私見をちょっと強い言い方でバッサリ切るとすれば、この理由が本当だとしたらこれで辞めるような人は会社にとっても社会にとっても害悪でしかないです。さすがに擁護できるところが1つもない。これに関しては「自由」というより「ただのワガママ」ですから。


もう1つのエピソードは私自身が独立前に勤めていた会社を退職を決意するトリガーとなった出来事の1つです。

②「平等」をはき違えて迷走する人事制度

最近はレガシーな人事制度のままでは現代の価値観に合わず、従業員に見放されてしまうゆえに制度改定を行う会社が急増しています。

私が独立前に勤めていた会社もその例に漏れず、新人事制度を作るプロジェクトが非常に盛んに動いていたのですが、出来上がった制度の説明会の内容に、とても受け入れられないものがありました。

この会社は既に消滅会社になっているので書いても怒られないはずなので具体的に書いてしまいますが、どのような部分かというと

「全国転勤可の総合職正社員と、地域限定の総合職正社員とではこれまで職能や職責、職務内容に対して差がないのに給与体系に差が存在した。今後は多様な働き方の推進のため、地域限定の総合職正社員の給与体系を引き上げ全国転勤可の総合職正社員と同等とする

というもの。

噛み砕いて説明すると、この会社はそもそも入社時に

「全国転勤OKです」
「いや私はこの地域を離れたくないので転勤不可です」

というのを選べる会社でした。

そして、当然いざ転勤命じられたら札幌だろうが鹿児島だろうが行きますよ、という辞令をそもそも出されない代わりに、同じ社員級でも地域限定総合職の人の方が給与が若干低かったわけですが…

地域限定職の人達から

「同じ仕事をしているのに何であいつらの方が給与が高いんだ!許せん!」

という不満の声が多かったので、全国転勤OKの人と同じにします!

ということです。

これを人事制度説明会で聞いた瞬間の私の第一声はこれ。

What a f●ck!?

これは皆さんがどう思うか?ご意見も頂戴したいところ。

ちなみにこの会社は47都道府県ほぼ全てに事業所があります。

この人事制度策定は、私がコンサルタントとして関わったとかではなく、私も従業員時代の出来事なので議論の経緯や離職率など、具体的なところは分かりません。

ただ私も含め、家族があっても会社の命令なら札幌から沖縄までどこでも行きますよ、と覚悟の上で選択していた全国転勤可の社員や、しぶしぶ行きたくない所への転勤を受け入れて勤務していた人からしたら、なぜリスクを許容しない人たちが同じ給与が出ないと不満を言えるのか?と面白く思っていなかったであろうことは想像に難くないです。

最初の統計の話に戻るのですが、転職というのは75%の人にとってネガティブで、31%の人が求められたら退職するくらい「みんながやりたくないこと」です。

通常お仕事の世界では

「みんながやりたくない事をやる」と報酬が貰えるもの。

じゃないと誰もやりませんから。

まとめ(制度に対する私見)

人事制度に公平・公正さは必要だと思いますが、もともと労働条件に差があるところに対しても待遇面だけ「平等」をねじ込んだり、声の大きい人の不満に負けて「もともとシワ寄せの言っている人たちの対価」まで侵略するような制度改定が良い手だったとは思いません。

まぁ、人事制度が変わるというのは従業員にとっても一大事ですから万人が喜ぶ天才的な制度作成は難しいもの。他にも働き方が合わなくなった部分があったわけですが(昇進関連とか)私にとっては失望を大きく感じる出来事だったということですね。

地域限定で働きたい!という思いやリモートワーク主体で働きたい!というのは、様々な事情が絡むので尊重はしてやるべきですが、一方でそれは個人の選択でしかありません。

私としては、会社に文句言うより働き方の選択というのは個人が努力するものではないのかな?と感じております。

今日のテーマは完全なる私の主観的価値観に基づいて語ったので、賛否もあろうかと思いますが、たまには思ったことを書きなぐるということで…

何か感じたことがあればぜひコメントをお願い致します!

いいなと思ったら応援しよう!

まじこじま〻現役法務・バックオフィス業務コンサルタント
私の発信内容がお役に立てたのであれば、大変嬉しく思います。 サポート頂いた費用は私個人の活動だけでなく、より沢山の人にサービスが提供できるように有効活用させて頂きます!